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文学部
日本語日本文学科 教員紹介

教員紹介

伊木 洋

伊木 洋

職名:教授

担当分野:国語科教育学

教員からのメッセージ:

学習者一人ひとりを優劣のかなたに導かれた大村はま先生は、「ことばを育てることは こころを育てること 人を育てること 教育そのものである」とおっしゃいました。ことばへの識見を高め、ことばの教育についてともに学びましょう。

研究内容:

国語単元学習を中心として国語科学習指導の実践理論について研究しています。
大村はま話しことば教育の研究を中心に、国語教育史研究、国語教育実践史研究、国語科実践個体史研究、国語科教材史研究、話しことば教育の研究、書くことの教育の研究、読書生活指導の研究、学校図書館を活用した学習指導の研究等に取り組んでいます。

尾崎 喜光

尾崎 喜光

職名:教授

担当分野:日本語学

教員からのメッセージ:

ふだんなにげなく使ったり見聞きしている言葉について「!?」というひっかかりを持ち、こだわり続けて考え抜き、自ら調べる姿勢を持つことが、言葉についての勉強や研究を深める秘訣です。いっしょに言葉の不思議を研究しましょう。

研究内容:

話し言葉を中心とする現代日本語の多様性ということが学生時代から面白く感じられ、現在までその研究を続けています。具体的には、地域による言葉の違い(=方言の違い)、言葉の年齢差とそこから推測される言葉の変化、言葉の男女差、会話の状況の違いに伴う言葉の使い分け(敬語使用など)といったことを調査研究しています。近年の音声の変化にも関心があり、たとえば「言った」をイッタと発音するかユッタと発音するか、「回す」をマワスと発音するかマアスと発音するかなどについて今まさに調査しています。

東城 敏毅

東城 敏毅

職名:教授

担当分野:上代文学

教員からのメッセージ:

4年間は、自分の専門にかかわらず、多くの様々な本を読み、様々な問題について自分の頭で考えつつ、自らの教養を一つ一つ石垣を築くように積み重ねていってください。授業では、飛鳥・奈良時代という激動の時代と万葉和歌との関わりを体感・実感し、古代文学の魅力を一人でも多くの学生さんに伝えたいと考えています。

研究内容:

『万葉集』における「防人歌」とはどのようなものなのか、長年研究しています。従来、防人とは、東国の一般防人兵士であり、貧民階級に属する一般農民と考えられてきましたが、「防人歌」に見られる作者名表記や歌の分析から、防人歌の作者とは、地方においては、ある程度の身分に属する上層階級の者と考えてよいと結論付けました。そのように考えると、防人歌の「読み」も通説とはまったく異なった側面が浮上してくる可能性があるでしょう。このように、長年「防人歌」の新たな「読み」を追究しています。さらに現在は、同じ東国の人が作ったとされる「東歌」の解明にも乗り出し、「東歌」も再検討の必要があることを実感しています。

中井 賢一

中井 賢一

職名:教授

担当分野:中古文学

教員からのメッセージ:

千年以上の長きに亘って、日本文学は、様々な立場の人間とその営為について克明に描き出してきました。それゆえ、日本文学は、極めて多くの顔を持つ〈多面体〉です。その様々な「顔」を、就中、平安期ならではのそれを、ひとつひとつ、一緒に見つけませんか?

研究内容:

私は、主に、平安期を中心とした物語文学の研究、及び、古典文学の教育方法の研究を専門としています。前者においては、源氏物語とその前後の物語について表現・構造・人物造型・享受の観点から、また、後者においては、古代・中世の散文について教材開発・教育方法改善の観点から、それぞれ検証を進めてきました。古典を中心とした文学研究と学校教育が、私の仕事の二本柱と言うことになります。「研究」の知見をより良いものに更新していくこと、そして、それをより効果的な教育方法論としてアレンジし「教育」の現場にフィードバックしていくこと。これらを着実に積み重ねることが、ひいては、古典文学に心を寄せる人材の増加につながると思っています。いわば、「研究」と「教育」の接続による「古典文学の裾野の拡大」です。なお、それゆえ、私は、「研究」や「教育」を志す学生諸君を特に応援したいと思っています。一緒に「古典文学の裾野の拡大」に力を尽くしませんか?但し、前任校での経験上、無断で約束を破る人と卑怯なやり方をする人とを、私は嫌います。なにより、まずは筋を通すフェアな人であってほしいと思います。以上、興味のある学生諸君は、何なりとご相談ください。

長原 しのぶ

長原 しのぶ

職名:教授

担当分野:近現代文学

教員からのメッセージ:

短時間で目に見える結果が求められる社会です。その中で文学から学び得ることは直ぐさま形となって現われるとはいえません。それでも文学には力があると言いたいです。文学は時と空間を超越した普遍的な人間の営み、人間存在そのものを描き出します。文学から〈人間〉を学ぶ。文学を通した活動が皆さんの今後の人生における人間的な輝きの一助となることを願います。

研究内容:

「近代文学講読」「近代文学特講」「近代文学演習」などを担当しています。授業名には近代とありますが明治・大正といった近代の始まりの地点だけに留まらず昭和以降の作家と作品も対象にしています。具体的に授業の中では村上春樹や近年の芥川賞受賞作家などを含めて現代の作家と作品も扱います。文学の中でも小説が中心となりますが、その時代時代を表わす作家と作品に踏み込むことで見えてくる様々な事象を楽しんでいただければと思っています。多くの近現代の文学が映画化されたりドラマ化されたり、新たな形で受容されています。文学と映画、文学と漫画、文学とアニメなど、文化としての文学を多角的な視点から捉えながらより深く味わってみましょう。

山根 知子

山根 知子

職名:教授

担当分野:近代文学

教員からのメッセージ:

大学で文学作品の研究方法を本格的に学ぶことによって、一読しただけではわからなかった作品世界の奥深さが見えてきます。またその背後の作家の内面も、自分なりに捉えることができるようになるでしょう。こうした文学研究は、そのつどあなた自身の内面を耕し、さらに他者の内心を細やかに捉えて配慮できる心をも培い、人間として一生大切にしたい価値観を育んでくれるでしょう。

研究内容:

宮沢賢治、坪田譲治を中心に日本近代文学・日本児童文学の研究をしており、その成果を授業で語っています。さらに授業では、夏目漱石、武者小路実篤、芥川龍之介などの作品研究の演習授業を行っており、また学生がプロの作家の指導を受け文学創作の実践と文集作成を手掛ける「文学創作論」という授業も担当し、創作と研究から文学理解を深めるよう導いています。学生との活動では、「ツボジョーワールド探検隊」(ツボジョーは坪田譲治の愛称)という地域への文学普及活動および地域団体と協働しての社会貢献活動を2017年度から継続的に進め、毎年学生たちの企画力、表現力などを鍛える機会をつくっています。

家入 博徳

家入 博徳

職名:准教授

担当分野:書道

教員からのメッセージ:

書は芸術だけではなく、文学や語学等多くの分野と密接な関係にあります。
書を通して文学や語学を、文学や語学を通して書を見ることで視野が広がることと思います。
書の制作を楽しみ、書の研究を楽しみましょう。

研究内容:

書道科目を担当しています。専門は日本書道史、文字表記史です。研究では、主として藤原俊成とその子藤原定家の書をこれまで対象として行ってきました。現在は、研究範囲を広げ通時的な書写意識、表記意識についての研究に取り組んでいます。また、作品制作では、仮名を中心に行っています。

近藤 友子

近藤 友子

職名:准教授

担当分野:図書館情報学

教員からのメッセージ:

大学では幅広い視野に立ちながら多くの物事に興味・関心を持ち、自らの学びを進めていきましょう。図書館を活用して探求する喜びを深めていってください。近年では紙媒体の資料だけではなく、電子書籍などのデジタルデータを活用した資料もあります。様々な資料を利用することで、新しい発見に出会うこともあると思います。新しい知識や技術の修得とともに、多くの人とのコミュニケーションも築いていけることを願っています。

研究内容:

図書館における障がい者サービスについて関心を持っています。特に視覚に障害をお持ちの方が利用される対面朗読について、公共図書館で対面朗読のサービスが開始されてきた点などを中心に研究を進めています。障がい者サービスではデジタル録音された資料の活用が進められていますが、その可能性などにも興味・関心を持っています。
図書館ではさまざまな利用者向けのサービスが展開されています。障がい者サービスを研究することで、より図書館の意義や役割の奥深さを探りたいと思います。

星野 佳之

星野 佳之

職名:准教授

担当分野:日本語学

教員からのメッセージ:

日本語学とは、私たちが日ごろ使っている日本語を、いわば再発見する学問です。当たり前だと思っていることの問い直しをためらわない、そういう人に向いています。

研究内容:

副助詞という語類があります。高校の教科書などではよく、「さえ」とか「ばかり」などが該当すると説明されます。
この副助詞に今まで分類されてこなかった、もしくはあまり注目されていなかったものがあります。それが珍しい語かというと、そうでもないのです。例えば「あたり」という語。「倉敷のあたり」とかいうのは、場所の名詞。でも「倉敷あたり行きたいね」というとき、「倉敷の周辺に行きたい」という意味ではないですよね。これは「副助詞・あたり」ではないのかと、最近書いた論文で主張しました。問題は残っていて、なぜ「周辺」を表す語が助詞という文法要素になってしまうのか。この経緯について、今考えているところです。

江草 弥由起

江草 弥由起

職名:講師

担当分野:中世文学

教員からのメッセージ:

世界を見渡して見ても、和歌ほど稀有な韻文はありません。千年以上も前から歌の形が定まり、詠み継がれ歌人らにより模索され発展を続けた歌の中には、多くの心が詠まれています。それを学ぶことは古の人を知るに留まらず、現代を生きる私たちがあらためて自分の心に気づきを得ることにも繋がります。

研究内容:

鎌倉初期の後鳥羽院歌壇や南北朝時代の南朝歌壇の研究、岡山ゆかりの歌人正徹の研究、和歌における物語摂取や後世(近現代含む)における和歌享受の研究などを専門としています。受験を経験した学生の多くが、和歌に苦手意識を持っていると耳にします。難しいという先入観で和歌を知ることを諦めてしまわないで下さい。一首に籠められた心を紐解いていく中で、自分の心に寄り添ってくれる歌やずっと心に持っておきたい歌が見つかります。歌集を見ていくと歌人の心の内、世界観が見えてきます。文学研究とは人を知るための学問です。文学を学ぶ事を通して、自分がどういうものに共感し好ましいと感じるのか、自身の心をじっくり見つめて欲しいと思います。