文学部
日本語日本文学科
研究分野
研究分野
日本文学分野
筆と墨で書写された古典籍の原本を活用しつつ日本の歴史的文化への理解を深め、また、近現代の文学を素材として人間の思想やその表現の理解を試みます。
古典文学研究室
テーマ
古代・中世・近世(奈良時代~江戸時代)の文学の研究を行っています。和歌・漢詩文・物語・説話・軍記・連歌・近世小説・俳諧など、幅広い領域を研究対象としています。
主な卒業論文題目
- 古事記歌謡と万葉歌における雪の考察
- 『万葉集』六五五番歌における「邑礼左変」の訓に関する考察
- 『源氏物語』宇治十帖における『竹取物語』摂取―『竹取物語』の引用と『源氏物語』への展開―
- 「惑う」薫と浮舟の「惑い」―薫の人物造形の機能から―
- 『三十六人撰』における藤原公任の編纂意識
- 『新古今和歌集』におけるみどりについて
- 「道成寺物語」における蛇の考察
担当教員
東城敏毅、中井賢一、江草弥由起
近代文学研究室
テーマ
近代・現代(明治時代~現在)の文学の研究を行っています。詩歌・小説・評論・児童文学・キリスト教文学・ポップカルチャーなど、多様なジャンルの作品を研究対象としています。
主な卒業論文題目
- 史実の反映と曖昧な表現から読み取る夢野久作「死後の恋」の主題
- 宮沢賢治「ひかりの素足」「銀河鉄道の夜」論―主人公にみる意識の世界―
- 小川洋子『最果てアーケード』論―人と物が循環するアーケード―
- 『文豪ストレイドッグス』太宰治像―作家・太宰治との比較―
- 「教科書「ひよこの眼」と小説「ひよこの眼」―両者の比較から考察する魅力―」
担当教員
山根知子、山根道公、長原しのぶ
日本語学分野
日本語学研究室
現代のコミュニケーションのあり方を探求し、日本語のしくみについて考えるとともに、その表現力を養います。
テーマ
古代から現代語の意味・文法論的研究、話し言葉を中心とする現代語の多様性に関する社会言語学的研究を中心に、幅広い研究を行っています。
主な卒業論文題目
- 岡山県における推奨表現「そ」の使用に関する研究
- インタビュー番組における文末の「みたいな」の表現に関する研究
- 複合動詞「~スギル」に関する通時的考察―平安時代・現代の新用法出現期に着目して―
担当教員
尾崎喜光、星野佳之
言語文化分野
国語教育や書道、文学創作論など
言語文化研究室
テーマ
日本語表現・書道・書道史・図書館学などの研究を、理論と実践の両面から行っています。
主な卒業論文題目
- 高等学校における古典の学習指導の研究―渡辺春美の「関係概念」に基づく古典の学習指導を中心に―
- 「書くこと」の学習指導の研究―大村はま国語教室における個人文集を取り上げて―
- 空海〈風信帖〉書風の成立についての考察
担当教員
伊木洋、家入博徳、近藤友子