研究分野
日本文学分野
筆と墨で書写された古典籍の原本を活用しつつ日本の歴史的文化への理解を深め、また、近現代の文学を素材として人間の思想やその表現の理解を試みます。
古典文学研究室
テーマ
古代・中世・近世(奈良時代~江戸時代)の文学の研究を行っています。和歌・漢詩文・物語・説話・軍記・連歌・近世小説・俳諧など、幅広い領域を研究対象としています。
主な卒業論文題目
- 『古事記』における動物の色についての考察
- 『源氏物語』の夢の変遷
- 文学史上の涙について―古代の作品を中心に―
- 『平家物語』における木曾義仲と今井兼平の評価について
- 『武家義理物語』研究―西鶴が理想とした武士の姿について―
担当教員
東城敏毅、中井賢一、江草弥由起、野澤真樹
近代文学研究室
テーマ
近代・現代(明治時代~現在)の文学の研究を行っています。詩歌・小説・評論・児童文学・キリスト教文学・ポップカルチャーなど、多様なジャンルの作品を研究対象としています。
主な卒業論文題目
- 谷崎潤一郎論―「盲目」の世界が谷崎の理想の女性像に与えた影響―
- 中原中也論と金子みすゞ論の比較―「空」のイメージを通じて―
- 『冷めない紅茶』における生と死―色彩と坂をみつめて―
担当教員
山根知子、山根道公、長原しのぶ
日本語学分野
日本語学研究室
現代のコミュニケーションのあり方を探求し、日本語のしくみについて考えるとともに、その表現力を養います。
テーマ
古代から現代語の意味・文法論的研究、話し言葉を中心とする現代語の多様性に関する社会言語学的研究を中心に、幅広い研究を行っています。
主な卒業論文題目
- 平安期までの古典文学における色名の比較用法の提案
- 低速度系語彙の意味記述―「おそい」「のろい」「ゆっくり」について―
- テレビドラマにおける女性登場人物による女言葉の使用の変化に関する研究
担当教員
尾崎喜光、星野佳之
言語文化分野
国語科教育・書道・図書館学の3領域における実践的な力を養成します。
言語文化研究室
テーマ
国語科教育・日本語表現・書道・書道史・図書館学などの研究を、理論と実践の両面から行っています。
主な卒業論文題目
- 高等学校における古典の学習指導の研究―『源氏物語』の学習指導を中心に―
- 中学校における「聞くこと・話すこと」の学習指導の研究―大村はま国語教室の学習指導を中心に―
担当教員
家入博徳、伊木洋、近藤友子