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人間生活学研究科
人間発達学専攻

人間発達学専攻〈人間生活学研究科〉

箱庭

箱庭

心の発達、教育、そして心の健康についての専門性の獲得を目指します。人間発達学コースでは発達と専門性の高い教育を学びます。臨床心理コースでは心理臨床の基礎と実践を学び、臨床心理士養成大学院(一種)として「臨床心理士」の養成を行います。また、4年制大学において省令で定められた科目を履修していれば、臨床心理学コースにおいて所定の科目を修得することで公認心理師受験資格を得ることができます。

修士課程 人間発達学コース(定員4名)

研究分野

  • 発達基礎論
  • 発達支援論
  • 専門関連科目

概要と特色/3つのポリシー

概要と特色、および3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)はこちら。

授業概要

発達心理学特論A
湯澤 美紀
認知・自己意識・社会性・言語・遊びの多領域にわたる発達の様相を、論文・専門書講読を通して理解する。また、生活・学習場面で躓きを示す幼児・生徒に対する実際的な支援例を学びながら、そうした子どもたちに向けた支援の可能性について、適宜、検討・議論する。
発達心理学特論B
湯澤 美紀
認知・思考の発達を支える認知機能として、ワーキングメモリを取り上げる。ワーキングメモリについて最新の知見を概観した後に、発達障害とワーキングメモリの関連について解説する。さらに、ワーキングメモリに着目した支援の在り方について議論を深める。
発達心理学演習
湯澤 美紀
授業は、生涯発達心理学に関する理解を軸としながら、現代社会における人間の発達を取り巻く諸課題を、文献収集・講読・分析を通して明らかにする。それらの学びを踏まえた上で、学生自らがリサーチクエッションを導出し、研究を計画・実行し、発達心理学における新たな知見を提出する。
生理心理学特論A
石原 金由
本授業では、生理心理学の基礎知識である「脳と神経系」について解説した後に、「睡眠」に焦点を当て、アメリカ睡眠学会の編集した「Basic of Sleep Guide」を適宜解説を加えながら講読する。ガイドブック講読によって、睡眠研究に関する基本的知識を習得する。課題として、受講者は研究論文を1 本選択し、それをまとめてもらう。
生理心理学特論B
石原 金由
「睡眠」と「健康」をキーワードとして、現代の睡眠問題、とくに発達期にある子どもを中心として扱う。Oskar & Carskadon(Eds.) の「Sleep in Children and Adolescents」の一部を講読し、思春期までの子どもを対象とした睡眠に関する文献の講読を通して理解を深めていく。
生理心理学演習
石原 金由
現代人の抱えている様々な問題のうち、睡眠と健康を取り上げ、これらを取り巻く心理・社会的環境との関連性を追究し、議論していく。授業は、受講生の研究テーマに基づいて、文献発表を中心に展開される。定期的に、研究計画や方法についても発表してもらい、議論してゆく。
大脳発達学特論
林 泰資
運動機能、感覚機能、連合機能など、人間存在の源泉としての脳のもつ機能とその特徴に関する理解を深める。また、脳の発達や可塑性、脳とストレスあるいは心との関係について学び、人間理解に向けての脳科学の果たす役割と可能性について考察する。
言語発達学特論
永田 博
1.「 音声による読み」と「音声によらない視覚的読み」の原理とそれに基づいた読みの指導法を提示する。
2. この指導法によって学齢前の健聴児・聴覚障害児が読み能力を獲得できることを明らかにする。
3. 指導法の手順については2つの研究論文を読んでその具体像を得る。
研究法特論
石原 金由
心理学の研究成果は実証的研究に基づいて蓄積されたものであり、それは工夫され、研究計画によって左右される。本授業では、「心理学研究法入門」を参考に、実験研究及び調査研究に関する研究法について講義する。
教育実践特論ⅠA
小田 久美子
子どもの描画発達に関する文献を精読する。
教育実践特論ⅠB
小田 久美子
子どもの描画発達に関する先行研究を概観するため、様々な文献を講読して理解を深める。
教育実践特論ⅡA
片山 裕之赤木 雅宣
全国学力・学習状況調査、OECD加盟国による生徒の学習状況調査(PISA)、国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)などの結果をもとに、我が国の子どもの抱えている学力を多面的に分析する。そのうえで、小学校の国語(読解力、表現力)、図画工作(表現力、鑑賞力)に関して、より高度な総合的な指導技術を身に付けるため、カリキュラム開発、教材開発、形成的評価に基づく個別指導などの方策について、理論的な背景を検討するとともに、実際に構築し、現場での検証を行う。
教育実践特論ⅡB
片山 裕之赤木 雅宣
国語科・図画工作科で培うべき学力を明らかにし、表現力、読解力、言語力、想像力、造形力、鑑賞力などの育成を目指した小学校低学年から高学年にかけての教育カリキュラムを構想する。
その際、scopeとsequenceの両側面から考察し、試案の作成を行う。
教育実践特論ⅢA
本保 恭子
障害児・者やその家族が希望を持って生活するための「治療」と「教育」に関する研究・実践を行う治療教育(学)の中で、「特別支援教育」と「母子保建」の領域のシステムや取り組みの実際について解説する。治療教育(学)では、単に「治療」を障害や疾病の除去や改善、欠陥や障害の除去・軽減というように狭く捉えるのではなく、「治療教育を受ける人々の生活、人生、生命を豊かなものにしていく営み」として実施されているが、主にその観点から特別支援の教育を中心としたこの領域の諸問題とあり方について論考する。
教育実践特論ⅢB
本保 恭子
障害児・者やその家族が希望を持って生活するための「治療」と「教育」に関する研究・実践を行う治療教育(学)の中で、障害児を取り巻く望ましい社会環境の一端を担う「健常児への障害理解教育」と「特別支援教育」の実際について解説し、この領域の諸問題とあり方について論考する。また、効果的な療育環境、文化としての福祉についても考えていきたい。
発達支援論演習Ⅰ
小田 久美子
幼児の描画発達とその周辺領域にあるカレントな課題を発掘し、美術的・教育的視点により解明していく。
発達支援論演習Ⅱ
本保 恭子
発達支援に関する今日的問題を著した内外の文献を精読するとともに、特別支援教育あるいは療育現場における直接的な実践を通して、効果的な発達支援について討議する。
児童文学特論
村中 李衣
日本の児童文学史上、重要な意味をもつ月刊物語絵本「こどものとも」を1956年創刊時から60年を経た2013年まで読み通し、時代背景や児童観の変遷と絡めて考察を進めていく。
敗戦後の自由と創造を希求する空気がどのように反映されたか、当時の編集者の証言や、同時代の外国の絵本事情との比較検討なども織り交ぜながら、論じていく。併せて、多様な研究の手法も学ぶ。
音楽特論
熊澤 住子
なぜ音楽を聴いて感動するのか、作品を分析することによって探っていく。そしてその分析をとおして学んだことをもとに、作曲家の意図を汲み取った表現について考えるとともに、乳幼児期・児童期の音楽教材についても理解を深める。
美術特論
片山 裕之
美術概論、絵画表現、鑑賞の三分野を必要に応じて演習を交えながら授業を進める。
特別支援教育特論
東 俊一
特別支援教育の概要を理解したうえで、その対象、実践方法、役割と連携のありかたについて学ぶ。
社会教育特論
西井 麻美
今日の社会教育の在り方に関して、国際社会及び我が国の政策や実践の動向をふまえた検討を行い、社会教育・生涯学習の領域での人材育成の観点を明らかにしていく。
生徒指導特論
中内 みさ
学校教育における生徒指導・教育相談・キャリア教育の基礎的理論・意義と課題、歴史や現状等について理解を深める。また、それぞれの観点から、子どもの問題を理解し、支援計画を立て、支援のポイントを明確にしながら学校内外と連携して、具体的な支援をどう進めていくかを学ぶ。
学校カウンセリング特論
青山 新吾
学校カウンセリング、コンサルテーションの歴史を踏まえてその基礎理論を学ぶ。その上で、現在の学校における課題の整理とそれへの援助の在り方について取り上げる。そして、実際の学校現場での実践場面への参加機会を設けて学びを深める。
学校カウンセリング実習
青山 新吾
学校カウンセリング、コンサルテーションの基礎技法として、相手との関係形成と傾聴の基本を取り扱う。また、実際の学校現場の課題を把握するための実態把握についての基礎技法を概観する。これらを踏まえて、実際の園・学校現場でのカウンセリングやコンサルテーションへ参加し、総合的な演習を実施する。
学校心理学特論
多田 志麻子
学校心理学の理論や学校教育において一人ひとりの児童生徒が出会う不登校、非行、障害などの問題状況を学ぶ。また、問題状況の解決を援助し、児童生徒が成長することを促進する心理教育的援助サービスについて理論と実践の両側面から考える。
心理検査特論
中内 みさ
福祉・教育分野でよく使用される心理教育アセスメントに関して、特に以下の検査を取り上げ、基礎的な知識や実施法、現場で実施する際の留意点等について理解を深める。(1)知能検査(田中ビネーV等)(2)発達関係検査(新版K式発達検査等)、(3)親子関係検査(TK式診断的新親子関係検査)。また、検査結果を分析し、それに基づいていかに支援計画を立てるかを学ぶ。
なお、WISC-Ⅳ及び遠城寺式乳幼児分析的発達検査は心理検査実習で詳しく学ぶ。
心理検査実習
中内 みさ
心理検査は問題の原因などをみたて、個人の可能性を見出し、将来を予測し、個人が少しでも生きやすくなるように援助計画をたてる目的で行うものである。この実習では、心理検査特論で学んだことに基づいて、代表的な知能検査、発達検査からWISC-Ⅳ及び遠城寺式乳幼児分析的発達検査をとりあげ、実施法や結果の分析の仕方を体験的に学ぶ。また、その結果をどう保護者に伝えるか、どう支援計画を立て、フォローアップしていくかに関しても考察していきたい。
教育心理学特論
湯澤 正通
教育心理学の様々な理論や研究方法を踏まえ、現代社会の教育を批判的に見るための視点を深め、効果的な教育が成立するための認知的、社会的、文化的環境について議論する。
臨床心理学特論
平松 清志
科学の知(客観性、論理性、普遍性)と臨床の知(コスモロジー、シンボリズム、パフォーマンス)というふたつのとらえ方を対比させながら、現代を生きる子どもの心理的諸問題について考える。また、来談者中心療法、精神分析的心理療法、行動療法など、主な対人援助法の概要を学ぶ。

カリキュラム一覧表

論文題目の例

  • 呼吸操作による心拍変動とリラクセーション効果についての実験的検討
  • 保護者の態度が子どもの色彩の好みに及ぼす影響
  • 子守唄における母子の生理的同期現象の研究

入学情報

修士課程 臨床心理学コース(定員7名)

研究分野

  • 臨床心理論
  • 研究法分野
  • 基礎分野
  • 社会分野
  • 精神・身体分野
  • 心理支援分野

概要と特色/3つのポリシー

概要と特色、および3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)はこちら。

授業概要

臨床心理学特論Ⅰ
平松 清志
臨床心理学とは何か、原理と方法論、歴史について、具体的な臨床活動と関連づけながら理解を深める。また、高度専門職業人としての臨床心理士について、専門家としての成長過程、職業倫理、社会的責任、記録の採り方、資格制度及び他職種との連携等について学ぶ。
臨床心理学特論Ⅱ
中内 みさ
精神分析、分析心理学、クライエント中心療法の理論に関する本を読み、それをもとに討論する。また、心理臨床家のあるべき姿について考える。
臨床心理学演習
平松 清志
臨床心理学の原理と方法論を、具体的な心理臨床活動と関連づけ、また文献資料に基づいた論考を基にしながら、臨床心理学研究の基礎を学ぶ。
臨床心理学演習
中内 みさ
臨床心理学の研究方法や倫理、事例報告書・論文の執筆の仕方について理解する。先行研究や心理実践の体験に基づいて、心理理解の方法など臨床心理学研究の基礎を身につける。
臨床心理学演習
西 隆太朗
臨床心理学における研究方法を学び、自らの研究を進める。とくに、心理臨床にかかわる体験・事例を読み解くこと、先行研究の批判的検討を重視する。
臨床心理面接特論Ⅰ(心理支援に関する理論と実践)
日下 紀子
心理臨床的面接は、医療、教育、福祉、保健、司法などの領域に生ずる心理的困難に照準を合わせ、これへの心理療法、支援を展開していく活動である。この軸となる方法論としての面接法を的確に学ぶために、上記領域ごとにおける各心理療法の布置や意義の違い、基づく理論を理解する。さらには集団面接法、家族面接法、コンサルテーション面接法などの枠組みを知るとともに、適切な心理支援が行えるための面接の進め方、耳の傾け方、見立てについて学ぶ。
臨床心理面接特論Ⅱ
東 俊一
学習理論を理解したうえで、行動論的アプローチの方法を中心にアセスメントのポイントや基本的指導技法について学び、教育・福祉・医療分野における適用について検討する。
臨床心理査定演習Ⅰ(心理的アセスメントに関する理論と実践)
日下 紀子
まず医療、福祉、保健、司法、教育の各領域における心理査定の意義と位置づけ、その理論について学ぶ。これを受け、臨床現場で高頻度に施行される知能検査、自己評価式人格検査、投影法人格検査の施行法、評定評価法を学ぶ。さらにそれをもとに、どのような心理に関する相談、助言、指導等ができるかを考える。
臨床心理査定演習Ⅱ
日下 紀子
臨床現場で活用される頻度も高く、信頼性も高度であると共通認識されているところのロールシャッハ法(片口法)について理論実践の両面から詳細に学び、臨床活用可能なレベルの習得をめざす。
臨床心理基礎実習
平松 清志西 隆太朗
ロールプレイを用いて、コミュニケーション技術の基本、相手を理解する方法、課題を読みとる視点、援助法などを学習するほか、精神科病院、精神保健福祉センター、児童福祉施設などの見学実習を通して、心理臨床の現場について知る。
臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習)
平松 清志中内 みさ東 俊一西 隆太朗
2年次において、保健医療領域、福祉領域、教育領域などの学外実習施設での臨床心理実習(心理実践実習)を行う。そのための知識・技能・態度を身に付けるべく、2年間を通じて事前事後の指導を受ける。実習総計450時間。
臨床心理実習Ⅱ
日下 紀子青山 新吾
1年次より継続して学内の臨床実習施設(清心こころの相談室)で学内教員のスーパーヴィジョンのもとに学生は来談事例を担当し、心理アセスメント法および面接法・遊戯療法等の実習を行う。面接相談の受付から心理面接の実施、記録の書き方、心理面接経過のまとめ方、他機関との連携なども実習する。実習後は定期カンファレンスで報告し、担当教員、学生全員で事例検討を行う。その他多様な心理臨床関連業務(相談室の事務受付・管理運営など含む)の実習を行う。
心理学研究法特論
石原 金由
心理学の研究成果は実証的研究に基づいて蓄積されたものであり、それは工夫され、研究計画によって左右される。本授業では、「心理学研究法入門」を参考に、実験研究及び調査研究に関する研究法について講義する。
心理統計法特論
水野 博
収集した心理統計データの解析とその解釈について、統計解析の基礎的事項から実際までを学修する。また、蓄積された大量の各種データをどのように整理し、活用するかというデータベースの利用方法についても述べる。
発達心理学特論
湯澤 美紀
自己意識の発達やアイデンティティの確立のプロセスを乳児期から中年期にかけて概観しながら、自尊感情の獲得や青年期の発達課題、そして保護者理解について議論する。
学習心理学特論
堤 幸一
まず記憶理論、次に学習理論を体系的に概説する。途中に、学んだ理論的知見を現実生活場面に応用するという視点でデモ実験・体験を取り入れる。
生理心理学特論
石原 金由
本授業では、生理心理学の基礎知識である「脳と神経系」について解説した後に、「Hilgard’s Introduction to Psychology」や「Biological Psychology」から生理心理学に関わる内容を取り上げて、講読する。課題として、受講者は研究論文を1 本選択し、それをまとめてもらう。
教育心理学特論
西 隆太朗
教育の場は、教育者と学習者の関係性、およびその間に生じるコミュニケーションによって成立している。関係性の中で展開する教育・学習の過程を心理学的に探究する方法について学び、とくに教育実践に関する事例研究の方法論について検討する。
社会心理学特論
堀内 孝
対人関係や集団、文化などを社会心理学的に研究するうえで、自己の視点は必要不可欠である。本講義では、自己に関する社会心理学の知見について解説する。
精神医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開)
松本 洋輔
精神医学総論と精神症候学について概説する。
各精神疾患についての歴史・原因・症状・診断・経過・治療について概説する。
精神科治療法について概説する。
これらを通して、心理専門職が医療現場で協働していく際の基礎的素養の修得を目指す。
心身医学特論
松本 洋輔
心身医学、心身相関について概説する。
各種心身疾患、神経疾患の各論について概説する。
心身疾患の治療について概説する。
臨床大脳発達学特論
林 泰資
運動機能や感覚機能をはじめとするさまざまな脳機能とその特徴について学び、学習・記憶や脳疾患のメカニズム、ストレスと脳機能、脳と心の関係などに関する理解を深める。加えて、脳を守り育むために脳科学が果たす役割について考察する。
障害児心理学特論(福祉分野に関する理論と支援の展開)
東 俊一
知的障害、発達障害を中心にその心理学的特性、行動特性を理解したうえで、社会生活で必要とされるさまざまなレパートリーを形成する技法や、公認心理師としての支援・実践のありかたについて学ぶ。
心理療法特論Ⅰ
平松 清志
主として遊戯療法、芸術療法等の非言語的アプローチについて、各種の技法の要点、理論的背景、制限の問題、象徴的表現の意義、臨床実践における留意点と課題等を、具体的な臨床素材を用いて学ぶ。
心理療法特論Ⅱ
西 隆太朗
心理療法の治療論について考察する。講読形式を取り入れ、主として精神分析、ユング心理学、来談者中心療法等における基礎文献の検討を行い、セラピーの関係性に基づく治療論の概念について学ぶ。また、臨床実践に基づいた具体例について、ディスカッションを通しての検討を行う。
投影法特論
西 隆太朗
投影法について、とくに被検査者との関係性を重視する立場からの検討を行う。ロールシャッハをはじめとする投影法についての理解を持った上で、イメージや語りを通じて多様な情報を得るTATや描画を用いた投影法など、実際に体験することを通じて分析・解釈の方法を学ぶ。また、心理臨床の実際における投影法理解について考察する。
学校臨床心理学特論(教育分野に関する理論と支援の展開)
青山 新吾
文部科学省によるスクールカウンセラー事業も、中学校を中心とする時代から、幼稚園、小学校、高等学校とその対象範囲が拡大する時代にと移った。そこで、各世代へ特有の問題や、先生方との連携や協働の在り方、不登校やいじめ、発達障害等のトピックについての臨床心理学的知見について取り上げる。
司法・犯罪心理学特論(司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開)
関本 憲章
1.日本における司法、特に裁判制度の理解
2.犯罪心理学等に基づく矯正・保護制度の理解
3.犯罪を犯した人への支援と社会福祉の理解
産業心理学特論(産業・労働分野に関する理論と支援の展開)
國村 博子
産業・組織心理学は、組織における人間行動を研究する分野です。本授業では、産業・組織心理学の主要な概念について理解するとともに、理論に基づき支援できることを目的とし、産業・労働分野に関わる公認心理師の実践について、講義とワークショップの形式で進めていきたいと考えています。
家族心理学特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)
髙野 恵代
本講義の目的は、家族が人間の発達にどのような意味をもつのか、ライフサイクルの視点から、社会的・歴史的・文化的文脈の中に位置づけて考察できるようになることである。
とくに、個人や家族の抱えるさまざまな心理的・行動的な困難や問題を家族という文脈の中で理解し、解決に向けた援助を行っていこうとする対人援助方法論である「家族療法」を中心に概説する。理論だけでなく、医療、教育、福祉、司法領域で行われている実践についても紹介し、家族を取り巻く環境や社会についても取り上げる。また、家族アセスメントで使用される心理検査についても体験し、実践に繋がる知見を学ぶ。
健康心理学特論(心の健康教育に関する理論と実践)
多田 志麻子
心の健康教育に関する理論と実践を学ぶ。
心の健康の保持増進や病気の予防に関する理論を理解したうえで、グループワークや研究論文の実践事例の発表・討論を取り入れ、心の健康の予防、維持増進の心理支援のための実践方法を修得する。

カリキュラム一覧表

論文題目の例

  • 急性期病院で働く看護師のストレスと家庭要因および個人要因との関連
  • カウンセラーの面接場面でのうなずき・メモ行動がクライエントの自己開示、被受容感に及ぼす影響
  • 小学校低学年期の子どもをもつ母親の子育てストレスについての研究

入学情報