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文学研究科
日本語日本文学専攻

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日本語日本文学専攻〈文学研究科〉

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文学研究科/本学所蔵古典籍コレクション

博士前期課程(定員6名)

古代中世文学、近世近代文学、日本語学の3研究分野で新たな研究の視角を切り開きます。本学は黒川文庫、正宗敦夫文庫といった貴重図書を蔵し、辞書学や方言学など、日本語学関係図書を中心とする佐藤茂文庫も開設。日本文学・日本語学研究に新領域を開く土台を築いています。

研究分野

  • 古代中世文学
  • 近世近代文学
  • 日本語学
  • 専門関連科目

概要と特色/3つのポリシー

概要と特色、および3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)はこちら。

授業概要

古代文学特論Ⅰ
東城 敏毅
『万葉集』を取り上げ、古代和歌の知識を習得しつつ、日本の和歌がいかに形成されていったのかを、七・八世紀の時代背景をも詳細に概観しながら考察する。また、万葉歌の表現方法・表記方法の多様性と特色を、古代和歌史の視点も取り入れながら考察する。
古代文学特論Ⅱ
原 豊二
源氏物語の帚木巻ならびに竹河巻を読解する。源氏物語研究の基礎的な方法論を講義する。
中世文学特論Ⅰ
木下 華子
中世前期における和歌(特に長歌)を取り上げる。院政期・鎌倉初期までの和歌史を概観し、特に12世紀における長歌の精読を通して、和歌史における長歌の意義と変遷を追う。
中世文学特論Ⅱ
海野 圭介
中世前期の勅撰和歌集の成立と伝来、伝本、享受等の諸問題について考える。具体的には12世紀(院政期)に撰集された『金葉和歌集』の成立と性格、伝本の伝来形態などについて、本学正宗敦夫文庫に所蔵される『金葉和歌集』古写本を対象として、鎌倉時代~江戸時代にかけて書写された写本や版本(一部)の調査を行い、研究上の課題を浮かび上がらせる。また、古典籍の取扱いについての技術面における知識を得る。
古代中世文学演習
東城 敏毅原 豊二
学生の選んだテーマを中心にして、資料の取り上げ方、研究文献の収集とその扱い方、資料分析の方法、多角度からの考察の試行等の訓練をする。
近世文学特論Ⅰ
山本 秀樹
高校の教科書・副読本にも取り上げられることのある代表的日本近世文学作品『雨月物語』中の2編を取り上げ、これまでの理解史をふまえ、その問題点を確認し、今日持つべき作品理解と研究の方向性を見究め、研究的理解の幅を広げる。
近代文学特論Ⅰ
山根 知子
日本近代文学(小説および詩・児童文学を扱う)における作品研究・作家研究に取り組み、さまざまな分析方法を模索し、具体的な論を試行する。また、受講者各自の研究課題に応じて具体的な研究方法や表現手法の幅を広げる。
近代文学特論Ⅱ
綾目 広治
大正期から現代に至るまでの文芸批評史を展望する。代表的な評論、および文学論争の読解を通して、現代文学史において何が問題にされてきたのか、さらにそれらの問題と社会との関わりについて考察する。さらに大衆小説に焦点を絞って、作家や出版者さらに読者などからなる出版文化と、その歴史的意義についても考察する。従って、この講義は社会的な視野から見た現代文学史の講義であり、また、広い意味での現代社会思想史でもある。
近代文学特論Ⅲ
山根 道公
日本の近代文学においてキリスト教と関わりのある文学作品を取り上げ、作品に即してキリスト教的主題や聖書的表現など文学研究上の課題についての分析方法を考察し、読解を試みる。
近世近代文学演習
綾目 広治山根 知子山根 道公
学生の選んだテーマを中心として、資料の取りあげ方、研究文献の収集とその扱い方、資料分析の方法、多角度からの考察の試行等の訓練をする。
古代語特論
三宅 ちぐさ
古代語は、多様であり、散文か韻文か、散文も更に和文系か漢文系か等と細分類できる。そこで、その記載様式ごとに、語彙・意味・表記・文法・文体等の多面的視点から、できる限り古代語の実態を確認する。又、研究法や研究成果等を学ぶと同時に、その知識・理解をより深め、現代語へのつながり等も認識すべく調査・分析などを実践する。
現代語特論
尾崎 喜光
文学作品を読んで私たちが感動するのはどこにあるのかについて「表現」という観点から考える。第1 期は、下記の教材を精読・議論することで、言語学的観点からの文学作品の見方についての基礎力を養う。第2 期は、それを踏まえ、文学作品に現れる表現を実際に調査・分析する。
生活語特論
尾崎 喜光
現代の話し言葉の多様性の一つである地域による言葉の違いすなわち「方言」について、中国地方を中心とする専門書を読み理解を深めた上で、当該地方を舞台として設定する文学作品等において方言がどのように使われているかについて研究する。
日本語表現特論
三宅 ちぐさ
語彙・意味・表記・文法・文体等の多面的視点から、分かりやすい表現とはどのようなものかを確認する。その研究法や研究成果等を学ぶと同時に、その知識・理解をより深め確かなものとするため、身近な文章を材料に調査・分析なども実践する。
日本語学演習
尾崎 喜光
各自の研究課題について社会言語学的観点から検討する。先行研究や資料分析の方法について討論する。
日本思想史特論
八重樫 直比古
欽明天皇13年10月条の仏教伝来の記事をはじめとして『日本書紀』には伝来当初の仏教の姿を伝える記事が多く収められている。ただし仏教関係記事に限らず、『日本書紀』には虚構の色彩の濃厚なものが多い。そこで、仏教関係の記事から、『日本書紀』を編纂した人々が、仏教をどのようなものと捉え、また仏教に何を期待していたのかを明らかにする。もって8世紀初頭の支配者層の思想を窺う。
日本民俗学特論
小嶋 博巳
日本の民俗宗教の基本構造と歴史について研究する。とくに、民俗宗教を形成する一つの契機である定住と遍歴の交渉に注目し、遍歴宗教者と、定住民の一時的遍歴としての巡礼をとりあげる。また、民俗社会における信仰・知識のあり方について考察する。
中国思想史特論
鈴木 真
近世中国における科挙・宗族・思想の問題を中心に、当時の漢人社会のあり方について、歴史学の観点より考察する。
国語科教育特論
伊木 洋
国語科教育の歴史的過程を基礎として国語科教育総論について理解を深めるとともに、国語教室創造のための実践理論を探究する。学習指導要領をふまえ、実践理論を生かして単元を構想し、議論・検討することを通して高度な専門的資質と実践的指導力を身に付ける。

カリキュラム一覧表

論文題目の例

  • 現代日本語における自称詞の加齢変化に関する調査研究
  • 内田百閒『冥途』研究 ―神経症と文学―
  • 『物語二百番歌合』における定家の『狭衣物語』受容

入学情報

博士後期課程(定員2名)

高度な研究能力と学識を備えた研究者の育成を目的とします。
日本文学と日本語学の2研究分野を根幹に配し、関連分野にカトリック系大学としての宗教性と多角性を身につける科目を配置。専門研究の深化を図り、各専門領域での中心的役割を担える能力を持つ人材を育成します。

研究分野

  • 日本文学
  • 日本語学

概要と特色/3つのポリシー

概要と特色、および3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)はこちら。

授業概要

古代中世文学特殊講義Ⅰ
東城 敏毅
『万葉集』『古事記』等、上代文学の作品を対象に、現在学界において、どのような問題が考察・検討されているのかを概観し、関連する文献を読みこなしながら、上代文学の諸問題について考察する。また、上代文学の学術論文を読み進めることにより、学術論文の展開方法を身に付けると同時に、上代文学の研究方法・問題点についても議論する。
古代中世文学特殊講義Ⅲ
阿部 泰郎
仏教を受容した日本では、その象徴である仏像の聖性をめぐって、人間の苦悩や受難を、造られたモノとしての仏像が身代りとなって傷付くという霊験譚が、古代から中世にかけて広く流布していた。また仏像そのものが生ける如来や菩薩として造られ祀られる「生身」信仰が、普遍的な<聖なるもの>として出現する。その一方、仏法を滅し障碍しようとする“反仏法”の存在が、たとえば「天狗」という説話上の存在として中世に登場する。それはまた、「第六天魔王」の伝承のような、中世につくりだされたあらたな神話として展開する。そうした、中世日本の<聖なるもの>と反<聖なるもの>=<魔>の両義的な世界像とその系譜を、中世説話や文学作品、芸能など領域を越えて探究する。
近世近代文学特殊講義Ⅰ
山根 道公
日本近代文学にはキリスト教的、聖書的影響のある作品が多くあるが、そうした中から小説および詩を取り上げ、キリスト教的思想や聖書的象徴表現などに注目して分析、読解を行う作品研究を試みる。さらにそうした作品研究を踏まえて、作家研究にも取り組む。
近世近代文学特殊講義Ⅱ
山根 知子
日本近代文学の作品を対象に、一次資料から二次資料にいたる綿密な調査および系統的な整理を行い、そうした基礎資料の把握を踏まえた本文批評を経て、目的および方法論を明確にした作品論・作家論に取り組む。
近世近代文学特殊講義Ⅳ
綾目 広治
日本近代の小説及び批評の研究を行う。受講生の論文作成に資する文献を読んでいく。
近世近代文学課題研究
綾目 広治山根 知子山根 道公
学生個人の主体的な問題意識や学生の希望する研究課題に、指導教員が協力し、集中的、焦点的に取り組む研究の場である。課題に対して、指導の徹底と研究の深化を図ることによって、博士論文作成の助言と指導を行う。
日本語学特殊講義Ⅰ
尾崎 喜光
日本語において敬語と同様に対人的配慮を示す補助動詞としての授受表現(「~てあげる」「~てもらう」「~てくださる」等の表現)、中でも最近増加傾向にある依頼場面での「~てもらっていい?」(およびそのバリエーション)に注目し、こうした表現が文学作品においていつ頃から使われ始めているか等について研究する。
日本語学特殊講義Ⅲ
瀬間 正之 / 三宅 ちぐさ
(瀬間正之)金石文・木簡などの古代朝鮮半島資料、六朝から初唐の漢籍・漢訳仏典などの大陸資料との比較を中心に記紀万葉風土記がそれぞれに達成した文字表現の方法を、東アジア漢字文化圏の中で捉えることを試みる。
(三宅ちぐさ)語彙の重要性・他の研究分野(文法・文体など)との関わり・研究法・研究成果等を学ぶと同時に、その知識・理解をより深め確かなものとするため、身近な語彙を材料に内省や調査を実践する。また、史的観点から意味分野別に変化の特徴を確認する。
日本語学課題研究
尾崎 喜光
各自の問題意識やテーマに、集中的、焦点的に取り組む。この間、博士論文作成に向けての討議を深める。
日本思想史特殊講義
八重樫 直比古
六国史の2番目の『続日本紀』には奈良時代を中心に、歴代の天皇の発した60余りの宣命が収められている。これらの中には、発布主体の生々しい肉声が聞こえて来るものも含まれている。宣命を通して、8世紀奈良時代の天皇やその周辺における仏教をめぐる思想の一端を明らかにするとともに、通説の是非を考える。
日本民俗学特殊講義
小嶋 博巳
日本の民俗宗教の基本構造と歴史について研究する。とくに、民俗社会における信仰・知識のあり方、仏教をはじめとする成立宗教と民俗宗教の関係に焦点を当てて考察する。

カリキュラム一覧表

論文題目の例

  • 『源氏物語』解釈の諸相
  • 平安中・後期公卿日記の日本語学的研究
  • 和泉式部研究

学位論文

2013年4月1日付けの学位規則改正により、博士の学位の授与に係る論文をインターネット公表により行うことになりました。

入学情報