人間生活学部 児童学科
学科の特徴

児童学科 学科の特徴

児童学科で学べること

“Child Welfare” ─ 子どものしあわせ

児童学が探求するテーマは、“Child Welfare” ─ 子どものしあわせです。そのために、子どもたちを理解し、子どもたちとかかわる姿勢を学んでいきます。
心理・インクルーシブ・教育・文化・音楽・美術の6つの研究分野から子どものしあわせのために子どもたちの世界を理解する学びを深め、子どもたちを大切にする教員・保育士等を育てます。

児童学科で学べること

得られるもの

子どもたちとの生きたかかわりのためには、幅広い学びが求められます。リベラルアーツによる幅広い学びが、“先生”として子どもたちと出会うときにも活かされます。
心理学、インクルーシブ学、教育学、文化学、音楽、美術 ─ 6つの研究分野から、子どもたちを理解していきます。また、音楽・美術研究室では、実技を通した表現力も学べます。また、心理学研究室では、心理学の基礎を修める「認定心理士」を取得可能です。
小学校・幼稚園・特別支援学校・保育士 ─ 子どもたちの“先生”になるための免許・資格を取得可能。
附属小学校・幼稚園での実習により、子どもたちと出会う実体験を通して学ぶことができます。

児童学科で学べること

免許・資格

幼稚園教諭一種、小学校教諭一種、特別支援学校教諭一種、保育士、公認心理師、日本心理学会「認定心理士」、モンテッソーリ教育免許(本学独自) その他の資格については、免許・資格をご覧ください。

児童学科のポリシー (2021年度以降の入学生)

人材育成等の目的

学科の英文名称、Department of Child Welfareの示すように、子どもたちの幸福(welfare)に資するよう、心理、医学、福祉、教育、文化、芸術等の領域から多角的な視野で子どもを理解し、子どもの成長・発達を援助できる人材の育成を目的とする。併せて、自ら考え、主体的・自発的に行動し、高いコミュニケーション能力を備えた人材の養成も目的である。このような専門性と豊かな人間性を備えたうえで、幼稚園、小学校、特別支援学校の教員免許及び保育士資格等の取得を通して、社会の要請に応え、地域に貢献する。

ディプロマ・ポリシー

知識・技能

児童学の6つの領域(心理学、インクルーシブ学、文化学、教育学、音楽、美術)の基礎的知識を習得し、そのうえで自ら選択した領域についての専門的探求を深めている。また、こうした理論的・実践的理解に基づき、人生の出発点にある子どもを教え育む者にふさわしい知識と技能を身につけている。

思考力・判断力・表現力等の能⼒

資料や情報を収集し、批判的に読み解くことによって、また子どもと関わる実践において状況を多面的に理解することによって、新たな理解を生み出す思考力をもっている。こうした探求を遂行するための論理的思考力、実践的判断力と、その成果を他者に伝えていく表現力を身につけている。また、自らの理解や実践を振り返り、現実を改善していこうとする省察的な思考力を身につけている。

主体性を持って多様な⼈々と協働して学ぶ態度

児童学において自らのテーマを探求することを通して、生涯にわたる知的・実践的探求を進めていくための基本的な学ぶ姿勢を育んでいる。児童学の学びや子どもと出会う体験を通して、現代の教育現場における様々な課題を理解し探求していこうすることができる。また、ディスカッションを通して、主体的に学び、他者との対話の中で理解を深めていくことができる。子どもに対して共感と敬意をもち、人間の多様なあり方を尊重しながら、自ら学びを深めたり、共に学び育ち合ったりすることのできる態度をもっている。

カリキュラム・ポリシー

知識・技能

1年次必修の「基礎科目」においては、児童学の6つの領域(心理学、インクルーシブ学、文化学、教育学、音楽、美術)について学ぶ。また、「総合演習」の少人数グループにおいて、研究・調査方法の基礎を学び、プレゼンテーションやディスカッションに主体的に取り組む中で学び方を修得する。1.2年次では、学生自身の関心に基づいて自らの研究テーマを見出せるよう、6つの領域の講義を幅広く学ぶことで、それらの基礎的な知識を身につける。

思考力・判断力・表現力等の能⼒

3年次以降は、「児童学演習」を中心に様々な科目を通して、自ら主体的に資料や情報を収集し、少人数でのディスカッションを通してテーマを探求する。また、6つの領域から1つを選択し、各研究室のゼミに所属する。「児童学演習」及び「卒業論文(卒業研究)」を通して、当該領域における専門的な研究方法と実践方法を修得する。4年次の終わりには卒業論文(または制作、演奏)を完成させ、発表する。これらの探求を通して、思考力・判断力・表現力等の能力を身につける。

主体性を持って多様な⼈々と協働して学ぶ態度

上記のような講義や演習、少人数でのディスカッション等に加えて、本学科では1年次より、附属小学校・幼稚園でのボランティア実習をはじめ、通常の講義の枠組みを超えた体験の機会を用意している。2年次以降には、教職・保育職にかかわる実習(「初等教育実習」「特別支援教育実習」「保育実習」等)により、教員・保育士に求められる実践知を修得する。実習を通して子どもの実際の姿に触れて学ぶことは、児童学に関する他の科目を学ぶうえでも有機的に生かされる。これらを通して体験的な学びを支援することで、子どもへの理論的・実践的な理解を図り、より深く学ぶ姿勢を育む。他者とかかわり、協働しながら探求を深める体験を重ねることで、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度を修得する。

アドミッション・ポリシー

知識・技能

子どもという存在を理解し、また、子どもの成長に貢献できるようにするためには、幅広い知識と教養が必要である。高等学校等での学習に幅広く関心をもって取り組んでいること。

思考力・判断力・表現力等の能⼒

子どもと子どもを取り巻く様々な社会現象に興味をもち、多面的な視点から深め、自分の考えを分かりやすく伝える表現力をもっていること。また、高等学校等での学習を通して、問題を解決するための思考力や判断力をもっていること。

主体性を持って多様な⼈々と協働して学ぶ態度

自ら主体的に考え、学ぶ意欲をもつとともに、他者の意見や価値観を尊重し、相互理解に努める態度をもっていること。