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文学研究科
社会文化学専攻

社会文化学専攻〈文学研究科〉

イメージ

社会史/イラン遊牧民絨毯「ギャベ」

社会学と社会史の2研究分野を設け、研究課題の追究と研究方法の修得を通して、社会文化事象を考察する洞察力、問題解決能力を養成します。専門関連科目に社会言語学、文化人類学などを配し、社会と文化を多角的にトータルに把握できる確かな視点を育みます。

修士課程(定員4名)

研究分野

  • 社会学
  • 社会史
  • 専門関連科目

概要と特色/3つのポリシー

概要と特色、および3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)はこちら。

授業概要

地域社会学特論Ⅱ
二階堂 裕子
この授業は、講義のほか、受講生による報告や討論を交えながら進められる。講義では、都市社会における様々な動向を取り上げ、それらを捉えるための手がかりについて解説を加えるとともに、農村と都市の間にある補助的関係について考察する。また、地域社会学の領域における事例研究の成果を取り上げ、輪読を行う。
家族社会学特論Ⅰ
山下 美紀
この授業では、家族研究の基礎となる理論、分析視角を学習する。家族社会学の分析視角について解説するとともに、今日的課題について考察する。並行して古典的文献をいくつか取り上げ輪読形式で報告、討論を行い、理解を深める。
家族社会学特論Ⅱ
山下 美紀
この授業では、家族社会学の研究成果を解説したうえで、現代の家族についての理解を深める。とくに日本の家族を対象に、家族社会学の幅の広さについて具体的事例を取り上げながら説明する。講義に関連する基本的文献も紹介する。
社会集団・組織論特論Ⅰ
濱西 栄司
社会集団・組織論(社会学)における代表的な理論として、前半ではOlsonの集合行為論、後半ではZald、McCarthy、McAdamらによる資源動員論をとりあげる。
社会集団・組織論特論Ⅱ
濱西 栄司
社会集団・組織論(社会学)における代表的な理論として、資源動員論をとりあげ、各々の方法論的特徴や背景、可能性、限界等について説明していく。適宜、関連する歴史社会学/社会史的研究(Durkheim、Weber、Friedman、Touraine、Tilly 他)も紹介する。
社会心理学特論Ⅰ
土井 隆義
社会的格差の拡大や失業率の高さなど、現代青年期をとりまく社会状況は非常に厳しい状況にあります。しかし、その一方で彼らの生活満足度は高く、また幸福感も強まる傾向が見られます。この両者のギャップはどのように理解すればよいのでしょうか。この授業では、その社会心理学的な解明を試みます。
社会心理学特論Ⅱ
土井 隆義
日本の犯罪動向を題材として取り上げ、その増減が示唆する社会心理学的な含意について考察します。また、犯罪を統制する側の社会がどんなロジックを有しているのか、その社会心理的な側面についても考察を行ないます。
宗教社会学特論Ⅰ
福田 雄
宗教社会学の古典的文献を学習し、社会文化に関する洞察を得るともに、現代宗教にかんする実証的研究と対比させながら、その現代的意義を確認する。マックス・ヴェーバー、エミール・デュルケームを中心にとりあげる。
宗教社会学特論Ⅱ
福田 雄
宗教社会学の古典的文献の背景にある方法論を学習し、当時の文脈における問題関心に照らし合わせながら批判的検討を行う。さらに現代社会を分析するにあたっての展開の可能性を検討する。
社会学演習Ⅰ
山下 美紀
家族社会学の領域にかかわる諸問題・諸現象のなかから、各自の問題関心に沿った課題を設定する。 関心領域にかかわる先行研究の成果を収集、理解、批判的検討を加え、各自の研究意義と妥当性について吟味する。
社会学演習Ⅱ
山下 美紀
家族社会学領域の研究課題を設定し、的確な手続と方法によって資料・データを収集する力を養う。さらに、そのデータをもとに根拠のある分析を行い、その研究成果について論理的に発表する、文章化する能力の習得を目指す。
社会学演習Ⅰ
濱西 栄司
社会集団・組織に関わる諸問題の中から各自のテーマを設定し、先行研究の批判的検討と研究課題の設定等、段階を踏んで研究の進展・完成に至るよう、各自の発表と指導・助言、全体討議によって授業を進める。
社会学演習Ⅱ
濱西 栄司
研究課題の設定、データの収集・分析、レポートの作成等、段階を踏んで研究の進展・完成に至るよう、各自の発表と指導・助言、全体討議によって授業を進める。
日本社会史特論Ⅰ
西尾 和美
本授業では、日本中世を中心に、社会を生きる人びとの営みの前提となった生存環境の中から、地震、飢饉、疫病をテーマとして取り上げ、史料と先行研究の講読・検討により授業を進める。それにより、多角的な視野に立った学識と高等能力を身につける。
日本社会史特論Ⅱ
西尾 和美
本授業では、日本中世社会の人びとがどのような思惟と心性のもとで生きたのかをテーマとして、史料と先行研究の講読・検討により授業を進める。それにより、多角的な視野に立った学識と高等能力を身につける。
日本社会史特論Ⅲ
久野 洋
本授業では、明治期日本の地域社会の動向に視点を据えて、日本社会の近代化の特徴を考える。その際、岡山地域を具体的なフィールドに設定して考察を進める。
日本社会史特論Ⅳ
久野 洋
本授業では、大正・昭和戦前期日本の地域社会の動向に視点を据えて、日本社会の大衆社会化・現代化の特徴を考える。その際、岡山地域を具体的なフィールドに設定して考察を進める。
アジア社会史特論Ⅰ
鈴木 真
前近代中国における儒学・科挙・宗族の問題を中心に,当時の漢人社会の在りかたについて,歴史学の観点より考察する。
アジア社会史特論Ⅱ
鈴木 真
清代中国における儒学・科挙の問題を中心に,当時の旗人社会と漢人社会との相違について講義する。
ヨーロッパ社会史特論Ⅰ
轟木 広太郎
古代ギリシア・ローマ社会について道徳の歴史を考える。教義や制度の歴史ではなく、それを貫くようにして人と人との関係がどのように構想・実践されてきたのかを、とくに自己と性という観点から検討する。
ヨーロッパ社会史特論Ⅱ
轟木 広太郎
古代末期から中世にかけてのキリスト教的な道徳の歴史を考える。教義や制度の 歴史ではなく、それを貫くようにして人と人との関係がどのように構想・実践されてきたのかを、とくに自己と性という観点から検討する。
日本民俗学特論Ⅰ
小嶋 博巳
日本の民俗宗教の基本構造と歴史について講ずる。まず前提として民俗学の基本的な立脚点、および〈民俗〉概念について考察し、ついで、民俗宗教の各領域の研究成果を検討してゆく。
日本民俗学特論Ⅱ
小嶋 博巳
遍歴という行動様式と遍歴者の存在に注目し、日本の社会におけるその諸相を探る。とくに定住と遍歴の接点にある〈巡礼〉のさまざまなあり様をめぐり、考察する。
考古学特論Ⅰ
紺谷 亮一
縄文、弥生、古墳時代を中心に取り上げ、各時代の特徴および遺跡を概観しながら、日本考古学上の問題にせまる。
考古学特論Ⅱ
紺谷 亮一
西アジアの先史時代を中心に取り上げ、各時代の特徴および遺跡を概観しながら、西アジアの考古学上の問題にせまる。
社会史演習Ⅰ
紺谷 亮一
日本の縄文時代、弥生時代の著名な遺跡を取り上げ、各遺跡の特徴を概観しながら、日本考古学上の問題にせまる。
社会史演習Ⅱ
紺谷 亮一
西アジアの先史時代を中心に取り上げ、各時代の特徴および遺跡を概観しながら、西アジアの考古学上の問題にせまる。
社会史演習Ⅰ
西尾 和美
本授業では、日本中世とその前提である古代律令国家の時代を対象に、歴史を研究する上で不可欠な古文書講読に必須となる古文書学的知識と崩し字解読について、専門的知識を身につける。以上により、専攻分野における優れた研究能力・高等能力を養う。
社会史演習Ⅱ
西尾 和美
本授業では、岡山県に所在した日本中世の代表的荘園の一つ、備中国新見荘の史料(「東寺百合文書」)を講読する。そのことにより、日本中世史の理解に不可欠な荘園の諸知識・具体的様相を、身近な地域を題材に、問題解決能力を養いつつ専門的に学び、優れた研究能力、高等能力を身につけ、中世社会への洞察力を高める。
社会史演習Ⅰ
鈴木 真
大清における統治機構の問題を中心に取り上げ、諸史料の講読をおこないながら、当該時期の政治史上の問題にせまる。
社会史演習Ⅱ
鈴木 真
大清における皇帝権力の問題を中心に取り上げ、諸史料の講読をおこないながら、当該時期の政治史上の問題にせまる。
社会史演習Ⅰ
轟木 広太郎
ヨーロッパ社会史(近世・近代)の主要トピックをいくつか選び、それにかかわる代表的な史料の読解を行う。
社会史演習Ⅱ
轟木 広太郎
ヨーロッパ社会史(ルネサンス期・近世・近代)の主要トピックをいくつか選び、それにかかわる代表的な史料の読解を行う。
社会言語学特論Ⅰ
尾崎 喜光
フォーマルな文体を旨とすることから現代においても古典文法や古風な言いまわしが現われやすい校歌の歌詞に注目し、共同作業により校歌を多数収集・蓄積してデータベース化し、履修者が関心を持つ観点からそれぞれ分析することで、校歌の歌詞の現状を多角的に把握する。また、校歌が作られた時代別に分析することで、使用表現の変化の有無や変化の方向性を明らかにする。
社会言語学特論Ⅱ
尾崎 喜光
フォーマルな文体を旨とすることから現代においても古典文法や古風な言いまわしが現われやすい校歌の歌詞に注目し、共同作業により校歌を多数収集・蓄積してデータベース化し、履修者が関心を持つ観点からそれぞれ分析することで、校歌の歌詞の現状を多角的に把握する。また、校歌が作られた時代別に分析することで、使用表現の変化の有無や変化の方向性を明らかにする。
社会文学特論Ⅰ
綾目 広治
大正期から戦前昭和期に至るまでの文芸批評史を展望する。代表的な評論、および文学論争の読解を通して、現代文学史において何が問題にされてきたのか、さらにそれらの問題と社会との関わりについて考察する。さらに大衆小説に焦点を絞って、作家や出版者さらに読者などからなる出版文化と、その歴史的意義についても考察する。従って、この講義は社会的な視野から見た現代文学史の講義であり、また、広い意味での現代社会思想史でもある。
社会文学特論Ⅱ
綾目 広治
第Ⅰ期に続き、日本近代文学の中での代表的な評論、および文学論争の読解を通して、現代文学史において何が問題にされてきたのかを考察し、さらに広くは現代の社会思想史における観点からの考察もしていく。したがって、この講義は社会的な観点からの現代文学史であり、日本における現代社会思想史についての授業でもある。
社会文学特論Ⅲ
広瀬 佳司
アメリカ生まれのユダヤ系作家バーナード・マラマッドの短編作品の講読を通じて、20世紀のアメリカのユダヤ文化をめぐる諸問題を明らかにしていく。アメリカ社会対東欧社会の対比も見る。
社会文学特論IV
広瀬 佳司
アメリカ生まれの国際的な作家ヘンリー・ジェームズの短編作品の講読を通じて、19 世紀後半の文化をめぐる諸問題を明らかにしていく。アメリカ対ヨーロッパの対比も見る。現代のアメリカ作家シンシア・オジックの比較も考える。
文化人類学特論Ⅰ
加藤 正春
本講義では、沖縄の墓制(葬送・墓制)の様相を文化人類学と沖縄文化史の観点から検討し、その特性に迫ることを意図している。特論Ⅰでは、第二次大戦前の伊波普猷と柳田国男の議論を対比して検討し、沖縄墓制研究の基礎的な視点を獲得する。さらに、その後の柳宗悦らの研究と、第二次大戦後の沖縄墓制研究の出発点となった小川徹と名嘉真宜勝の研究を紹介して、その意義を検討する。
文化人類学特論Ⅱ
加藤 正春
本講義では、沖縄の墓制(葬送・墓制)の様相を文化人類学と沖縄文化史の観点から検討し、その特性に迫ることを意図している。特論Ⅱでは、19 世紀の沖縄の葬墓制のあり方を、王家官僚層の葬墓制文化と百姓庶民層の葬墓制文化の二つに分けて把握し、その形成と相互関係を論ずる。また、その後の沖縄葬墓制の変容の様相を具体的に検討する。
社会哲学特論Ⅰ
﨑川 修
現代の人間社会の様々な側面に見られるケアの営みについて、その人間論的、社会哲学的基盤を探求する。
社会哲学特論Ⅱ
﨑川 修
現代の人間社会の様々な側面に見られるケアの営みについて、その人間論的、社会哲学的基盤の上で、ケアが向かう社会的課題としての「喪失と悲嘆」について考察し、それらに向き合うためのケア実践の具体的なあり方を追求する。
社会・地理歴史科 教育特論Ⅰ
森 泰三
アクティブラーニングをはじめとする学校教育で求められている指導法の特徴を講義するとともに、社会科・地理歴史科教育に必要なフィールドワークの指導法を、実践を通じて学ぶ。また、人文地理学の研究手法と成果をもとにした社会科・地理歴史科教育のあり方について、演習を交え地理学的視野から考察する。
社会・地理歴史科 教育特論Ⅱ
森 泰三
ICT(特に地理情報システム)の活用をはじめとする学校教育で求められている指導法の特徴を講義するとともに、社会科・地理歴史科教育に必要な地理情報システムを活用した指導法を、実践を通じて学ぶ。また、人文地理学の研究手法と成果をもとにした社会科・地理歴史科教育と今日的課題について、演習を交え地理学的視野から考察する。

カリキュラム一覧表

論文題目の例

  • 岡山藩におけるキリシタン類族と宗教政策―17世紀後半を中心に―
  • 青谷上寺地遺跡出土の木製高杯について―製作技法から見た山陰弥生文化の再検討―
  • 日本労働組合への社会運動ユニオニズム論の応用―ナショナルセンターの分析を中心に―
  • 子連れシングル支援体制の検討―当事者ネットワークの機能不全と「子ども不在」の視点から―

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