人間生活学部
食品栄養学科
学科の特徴

食品栄養学科で学べること
「人間の栄養学」を根底から理解する。
技術や科学の進歩がもたらした便利な生活は、現代人の食生活の乱れや運動不足を引き起こし、結果的に生活習慣病の増加へとつながっています。このような状況の中で、今注目されているのが、生活習慣病をはじめとする疾病の予防や健康の保持増進、あるいは病気の治療などを目的とした栄養学、「人間の栄養学」です。本学科では、「人間の栄養学」を根底から理解し、実践できる有能な管理栄養士の育成を目指しています。

得られるもの
- ●栄養評価・判定(栄養アセスメント)に基づき、適切な栄養指導を⾏うことのできる⾼度な専⾨知識や技術
- ●個⼈のこころや⾝体状況、栄養状態等を総合的に判断し、栄養指導の分野を通して地域社会に貢献できる⼒
- ●管理栄養⼠としての⾷と栄養に関する専⾨知識に加え、多彩な研究および地域連携活動により得られる実践⼒と、それぞれのスキルを⽣かしたキャリア⽀援

免許・資格
栄養教諭一種、栄養士、管理栄養士国家試験受験資格、食品衛生管理者(任用)、食品衛生監視員(任用)
その他の資格については、免許・資格をご覧ください。
食品栄養学科のポリシー (2021年度以降の入学生)
人材育成等の目的
生活習慣病をはじめとする疾病の予防や治療、あるいは児童・生徒の栄養管理や栄養教育の推進に資する管理栄養士及び栄養教諭の養成を教育上の目的とする。食に関する高度な専門知識や技術はもとより、自らの専門分野をさまざまな角度から見つめ、「人間の栄養学」を真に理解することのできる高い知性と教養を培う。キリスト教的価値観と全人的人間形成を基盤に、人間性を備えた総合力のある管理栄養士や栄養教諭の育成を目指す。
ディプロマ・ポリシー
知識・技能
生活習慣病をはじめとする疾病の予防や治療、あるいは児童・生徒の栄養管理や栄養教育の推進に資することのできる管理栄養士及び栄養教諭としての知識と技能を身につけている。
思考力・判断力・表現力等の能⼒
自らの考え方に基づき、蓄えた知識や技能を、医療や教育の現場において適切に発揮するための、思考力・判断力・表現力等の能力を有している。
主体性を持って多様な⼈々と協働して学ぶ態度
栄養の専門家として、高い倫理観をもち、人々の健康の保持増進に貢献する関心・意欲を有している。そのために、日進月歩である栄養学・医学の分野において、主体性を持って多様な人々と協働して学び、常に自己研鑽を継続する態度を身につけている。
カリキュラム・ポリシー
知識・技能
はじめに、学科科目を理解するための基礎知識の修得を図る。その後、管理栄養士として必須である、食品と調理、社会・環境と健康、人体と疾病、栄養などに関する専門知識・技能を修得する。さらに、保健・医療・福祉の現場で使える実践力・応用力を身につける。また、児童・生徒の食生活と健康を守るために必要な栄養教諭としての知識と技能を修得する。
思考力・判断力・表現力等の能⼒
栄養のスペシャリストとして保健・医療・福祉や学校現場で活躍するためには、現場のニーズを読み取る深い思考力、幅広い知識を背景とした的確な判断力、そして、判断したことを実行するための力強い表現力等の能力が必要である。そのために、実験や実習を少人数のグループで実施し、思考力・判断力を高めるとともに、双方向性の授業形態により、学生の表現力を身につけるためのカリキュラムを組んでいる。
主体性を持って多様な⼈々と協働して学ぶ態度
さまざまな方面で管理栄養士として活躍するためには、将来の方向性を定め、自らの社会的役割を理解する必要がある。本学科では、入学直後に専攻科目として管理栄養士論を設け、「管理栄養士とは何か、どうあるべきか」について学生一人ひとりに問いかけている。このプロセスを経て、自ら関心を持った事柄に対して、主体性・多様性・協働性を持って意欲的かつ積極的な態度で、勉学に励むことができる。
アドミッション・ポリシー
知識・技能
栄養学の基礎となる化学や生物学などの基礎学力とともに、情報収集やコミュニケーションのために必要な高等学校卒業相当の国語力および英語力を身につけている。
思考力・判断力・表現力等の能⼒
栄養学は、人々の健康と食を結ぶ自然科学であり、人文科学である。食に関する膨大な情報の中から必要とされる要素を抽出し、体系化できる思考力・判断力、さらにそれを人々に伝えるための表現力が必要である。
主体性を持って多様な⼈々と協働して学ぶ態度
食を通して人々の健康に奉仕し、疾病の予防と回復を促すのが管理栄養士の職務である。本学科では、人間や栄養に関する生命科学に興味を持ち、多様な人々と協働しながら、人間と関わり、人間を理解しようとする主体的な気持ちを持った学生の入学を期待している。