文学部 英語英文学科
研究分野

英語英文学科 研究分野

研究分野

英米文学履修コース

このコースでは、イギリス、アメリカをはじめ、アイルランド、カナダ、オーストラリアなど、英語で書かれた多様な文学作品とその作品が生み出された英語圏の国々の歴史や文化を深く学びます。

英米文学研究室

1500年を超える歴史と文化が蓄積された伝統の国イギリスとその隣国アイルランド、ヨーロッパの因習から逃れて自由と平等を追い求める多人種国家アメリカ。そして、それらの国々と密接に関わりながら、独自の文化を打ち立ててきたオーストラリアやカナダ。この研究室では、シェイクスピアの演劇から詩、小説、児童文学に至るまで、英語圏のさまざまな文学作品を原文で味わい、多様な視点から分析する作業を通して、作品が生み出された国の文化や歴史、そこに生きる人たちの精神や、時を経ても変わらない人間の営みについて考えていきます。

主なテーマ

  • イギリス文学・文化
  • アイルランド文学・文化
  • アメリカ文学・文化
  • 英語圏文学・文化
  • アダプテーション研究

主な卒業論文題目

  • Freedom and Fate in Shakespeare’s Romeo and Juliet
  • Facing Reality via Children’s Literature
  • E・M・フォースターと音楽―A Room with a Viewにおける音楽の分析を中心に―
  • Cynthia Ozick作"Envy, or Yiddish in America"―新ユダヤ系アメリカ人と新Yiddishのあり方―
  • The Portrait of a Ladyにみる19世紀女性の結婚観

担当教員

新野緑、松井かや

英語学・言語学履修コース

このコースには、英語学・言語学研究室と英語教育学研究室の2つの研究室があります。言語そのものを研究対象とします。音声・文法・意味などの多様な側面から、言語の構造や機能を解明します。

英語学・言語学研究室

英語学・言語学は、英語などの言語が、どんな仕組みをなしているのか・どのように使われているか、を研究する学問です。学生各自が、テーマを設定し、データを収集・整理し、これまで気づかれていなかった事実を明らかにしてきます。
研究方法は、例えば、次のようです。データ収集は、本・雑誌・新聞の紙面を読んだり、電子データベースやインターネット上の書き込みを検索したりして行います。アンケートや実験によることもあります。英語を日本語と比較することにより、それぞれの言語の特徴をより明確にできます。

主なテーマ

  • 統語論
  • 意味論
  • 言語習得
  • 日英比較文法論
  • 語用論
  • 形態論

主な卒業論文題目

  • 「優しいでした」と言えない理由
  • 日英語間における二重否定の考察
  • 日英語の動詞選択における志向性の違い
  • 和製英語の形態的分析
  • 終助詞の有無がもたらす談話的機能について
  • 複数の WH-句を含む WH-構文について

担当教員

木津弥佳、齊藤衛、山口麻衣子

英語教育学研究室

言語に関して、さまざまな角度から分析していくので、とても広い範囲を扱います。中学・高等学校での英語教育だけでなく、幼児から成人までの生涯学習、国際社会で生活するための実践的コミュニケーション能力のあり方などを考えていきます。研究目的を決め、方法をデザインしてから、実験・調査・観察をします。それから得られたデータを基に仮説を立て、検証していきます。英語教育に関しては、母語と外国語の習得過程を考え、学習法と指導法を提案していきます。

主なテーマ

  • 英語科授業論
  • 英語教育評価論
  • 教材開発論
  • 教室内第二言語習得研究

主な卒業論文題目

  • 中学校外国語科における「批判的思考力」を育成する言語活動の在り方―CLILの要素を取り入れたディスカッションを活用した授業作り―
  • Investigating Beliefs about Language Learning among Japanese University Students
  • 日本人学習者の英語発音容認度調査―中学校における発音指導の在り方について―
  • 日中韓中学校英語教科書比較研究

担当教員

小橋雅彦

国際コミュニケーション
履修コース

国際語である英語でのコミュニケーションに関する分野を扱います。

国際コミュニケーション研究室

英語での高度な実践的コミュニケーション能力を高め、世界規模の問題や異文化への理解と共感が持てるような多角的な視野と国際感覚を身につけることを目標としています。授業は原則的にすべて英語で行われ、他国に対する深い関心と理解を持つ国際的なリーダーとして、また多様な文化的背景を持つ人々とともに生きる社会を構築する一員として、将来活躍できる人を育てていきます。

主なテーマ

  • 異文化間コミュニケーション
  • 言語人類学
  • グローバル・シチズンシップ教育
  • SDGs

主な卒業論文題目

  • International marriage in Japan(日本における国際結婚)
  • Work Life Balance for Japanese Female Teachers(日本人女性教師とっての仕事と家庭の両立)
  • Stereotypes Japanese students have for people of different races
    (日本人学生が他人種の人々についていだくステレオタイプ)
  • An Ethnographic Study of Multicultural Coexistence in Kurashiki(倉敷における多文化共生の民族誌的研究)
    An Ethnographic Study of the Use of Tourist Information Center by Foreign Tourists in Okayama
    (外国人観光客による岡山の観光案内所の利用に関する民族誌的研究)
  • Translation Project: Guns in America(翻訳プロジェクト:米国における銃とは)
  • Translation Project: Humans in New York(翻訳プロジェクト:ニューヨークの人々)

担当教員

キャサリン・ボウズ、トーマス・ファースト、植野貴志子、桑山敬巳