学部・大学院 教員詳細

杉能 道明

杉能 道明(すぎの みちあき)

職名
准教授
担当分野
算数教育、教育実践学
学位
教育学士
研究キーワード
思考力・表現力の育成、授業研究、数学的な見方・考え方、数学的活動の最適化、振り返り

教員からのメッセージ

小学校の先生、特別支援学校の先生、幼稚園・保育園・こども園の先生にあこがれている皆さん、先生という仕事は魅力的な職業ですね。「自ら学ぶ者だけが、人を教える資格がある。」と言われるように、子どもを教えるということは、自らも学び続け成長を続けることになります。一緒に、未来を創る、かわいい子どもたちを育てる仕事を、目指していきましょう。

研究内容

主な研究テーマは「思考力・表現力を育成する算数科の授業づくり」です。これから「予測困難な時代」が来る、AIが人間の仕事の半分を奪う、と予想されています。そんな社会を生き抜き未来を創造する子どもたちに育成すべき資質・能力、学力の中核は「思考力・判断力・表現力」です。自分の頭で考え、判断し、表現すること、そして他者と協働し自他の考えを批判的思考を手がかりに振り返り、吟味・検討し、よりよい考えを見い出すことが求められています。算数科の問題解決型の授業づくりを通して、いかに子どもに思考力・表現力を育成すべきか、いかに主体的・対話的で深い学びを実現すべきかを、小学校現場の先生方と一緒に考え続けています。

算数で子どもの考える力を育てたい

子どもたちは未来を創ります。教育は未来を創るやりがいのある仕事だと思います。未来を創造する原動力が考える力です。算数は考える力を育てるのにもってこいの教科です。
大学4年間で算数・数学教育について学び、22年間学校現場で子どもたちを育ててきました。その中で、子どもたちや先生方から多くのことを学ばせていただきました。
今、大学で教員の養成と、教員の採用に向けての準備に関わり、学校現場の先生方と一緒に算数の授業改善を続ける中で、より多くの子どもたちの考える力を育てることができていることに喜びとやりがいを感じています。

算数の教科書を書いています

算数科の教科書「わくわく算数」(啓林館)の著者です。子どもたちの考える力を育てる教科書、子どもたちが使いやすく、先生方が教えやすい教科書を目指して、全国の多くの先生方と協働して算数科の教科書をつくっています。令和12年度版の教科書づくりが始まっています。

  • 算数の教科書「わくわく算数」(啓林館)(令和6年度版)

    算数の教科書「わくわく算数」(啓林館)(令和6年度版)

先生方と算数の授業改善を行っています

国公私立の小学校や研究組織(○○研究会、○○研修センター、○○研修所等)からの依頼を受け、学校現場の先生方と算数の授業研究を行ったり、算数の授業改善に関わる講演を行ったりしています。先生方は毎日の算数科の授業で子どもたちの学力を育成するために授業改善に取り組まれています。その授業研究に関わらせていただいていることをありがたく思っています。

授業研究や講演でお世話になった小学校、研究組織(2011年度~)(PDF)