学部・大学院 教員詳細

濱西 栄司

濱西 栄司(はまにし えいじ)

職名
教授
担当分野
社会学、社会集団・組織論、ソーシャルビジネス、環境社会学
学位
博士(文学)
研究キーワード
ソーシャルビジネス、ビッグデータ、社会運動論、NPONGO、SDGs

教員からのメッセージ

アメリカやフランスでは、高校で「社会学」を学びます。日本では「現代社会」や「公共」、「総合的な探究の時間」が社会学に対応しているので、実は高校生に身近な学問です。調査を重視する社会学を学んだ人は準公共的な業界(銀行、マスコミ、農協・信金、通信・交通)、行政や一般企業(総合職)で活躍しています。

研究内容

人々の集団・組織がどのように形成され、運営されていくのか、その動きが社会にどう影響を与えるのかについて、企業や行政、NPO・NGO、国際機関などを事例に研究しています。最近はスマートフォンやSNSのビッグデータの分析に、理系研究者とも連携してとりくんでいます。これまでSDGsやビッグデータ分析、行動経済学などをテーマに講演・講座・研修(岡山県・岡山市など)を行い、メディア(山陽、日経、毎日新聞、OHKなど)でも発信してきました。NPO・NGO支援や協働事業、男女共同参画関連の審議会委員も務めています。 ゼミでは、岡山の行政や企業、NPO・NGOと協力して、SDGs、とくにエコロジーやジェンダーの課題に一緒に取り組んでいます。

1)濱西の研究紹介

・「社会学」という学問のなかで、とくに社会集団や社会組織の研究を行っています。
研究対象は、友達集団やオンライン・コミュニティ、祭りやイベントの群衆、ボランティア活動やNPO/NGO、ソーシャルビジネス、そして会社や大学、行政組織、サミットや国際機関まで、いろいろな集団・組織です。経済や政治、福祉、ジェンダー、国際関係、社会問題、環境問題、若者、教育などさまざまなテーマに関わる集団・組織を分析しています。

研究成果は、以下の単著本・共著本などにまとめています。

(2)濱西ゼミの社会連携

濱西ゼミでは、大学の外に出て、組織・活動のフィールドワークを行うことをとても大切にしています。2023年度には以下の活動を企画したり、活動に参加したりしています。

・岡山湯郷ベル(女子サッカーチーム)との連携活動:ゲスト講義、共同研究・観戦・特別プログラム → こちら
・倉敷駅前商店街振興連盟との連携活動:宵山祭での出店・企画運営 → こちら
・(株)天満屋との連携活動:ゲスト講義、商談会参加、商品開発 → こちら
・NPO法人消費者ネットとの連携活動:Youtube広告の分析 → こちら
・環境省中国四国事務所との連携活動:日生うみラボ・観光促進

  • 湯郷ベルとの連携

    湯郷ベルとの連携

  • 倉敷商店街との連携

    倉敷商店街との連携

  • (株)天満屋との連携

    (株)天満屋との連携

他にも、3年の夏休みには、企業・行政・NPO/NGOへのインターンシップに全員が参加するようになっていますし、3年後期には、自分の研究関心に沿ったフィールドワーク(活動やイベントへの参加)を行っています。ゼミではその経験をたがいに報告しあって、研究に生かしていきます。

(3)濱西ゼミのふだんの様子

濱西ゼミには、地域の環境問題や社会問題、そして国際関係や政治、経済にかんしんのある学生があつまっています。企業インターンシップにも積極的で、公共的な仕事、公務員志望が多いのも特徴です。

4年ゼミでは、みなで協力して卒業論文を執筆していきます。2月には3・4年ゼミ合同で卒論発表会と懇親会を開催しています。卒業式や謝恩会では、ゼミ生やお世話になった教員といっしょに、美しい大学キャンパスで写真を撮影します。

3年ゼミでは毎年、みんなでイベントなどに参加したりしています。ジブリアニメの舞台とされる「鞆の浦」をおとずれてみたり、瀬戸内国際芸術祭の際に、ゼミ全員で犬島や小豆島をおとずれて、芸術祭を紹介するInstagramをつくったりもしました。まちづくり事業の学生審査員をつとめたりもしています。