学部・大学院 教員詳細

陳 光輝(ちん こうき)
- 職名
- 教授
- 担当分野
- 計量経済学、統計学
- 学位
- 経済学修士
- 研究キーワード
- 因果推論、回帰分析、GIS、R
研究内容
主に中国の地域間格差や産業・企業の生産性に関する問題の実証分析、政策効果の検証などを行ってきました。現在は日本の貧困、所得格差や少子化に関する問題の研究を開始し、低下したといわれる若年・子育て世代の結婚意欲や子どもを持とうとする意欲が雇用・経済環境の改善で高まるかどうかを統計的因果推論の方法で検証するといったことを行っています。
主な研究
計量経済学の方法を使った経済発展、地域格差、産業集積や企業生産性に関するデータ分析を行ってきました。計量経済分析はとくに近年、X であるときに Y であることが多いという相関関係と X が原因で Y が結果であるという因果関係をはっきり区別して、政策などの効果を検証することに力を注ぎます。たとえば、産業や企業が集まっている地域の企業は生産性が高いことが多いのですが、それは集まることに企業の生産性を高める因果効果があったのか、それとも生産性の高い企業ばかりが集まったり、競争が激しくなって生産性の低い企業が淘汰されたりしたからかという問題です。現在は、そうした方法を使って日本の社会問題を分析することに関心があります。