学部・大学院 教員詳細

柳生 光義

柳生 光義(やぎゅう みつよし)

職名
助教
担当分野
情報通信、計算基盤
学位
修士
研究キーワード
数値解析、並列計算、プラズマ物理、理論シミュレーション

教員からのメッセージ

プログラミングや数学と聞くと二の足を踏んでしまう人が多いかもしれません。しかし、どちらも基礎から丁寧に学習すれば必ず習得でき、習得できた知識・能力は社会に出たときに強力な武器になります。意欲的に学び、是非、学問としての情報学や数学の面白さにも触れてもらえたらと思います。

研究内容

複雑な物理現象をコンピュータの力を借りて解明するシミュレーション研究に取り組んでいます。複雑な現象のシミュレーションでは計算コストが大きくなるため、スーパーコンピュータ(スパコン)が威力を発揮します。スパコンシミュレーションによって得られるデータを基に数理的解析を行い、複雑な物理現象に潜む普遍的な法則を明らかにしたいと考えています。

プラズマシミュレーション

プラズマとはざっくりといってしまえば、電子とイオン(荷電粒子という)から構成される電離気体であり、第4の物質の状態とも言われています。高温にしたこのプラズマを磁場によって閉じ込め次世代エネルギーに活用しようとする試みがあります。
本研究では、磁場閉じ込めプラズマの閉じ込め性能に影響を与えるプラズマ乱流という現象に着目しています。このプラズマ乱流を駆動するモードの不安定化メカニズムの理解 [1,2] や、乱流の物理特性を解明するため理論・シミュレーション研究を行っています。

参考文献
[1] M. Yagyu and R. Numata, Plasma Phys. Control. Fusion 65, 065003 (2023).
[2] 沼田龍介,柳生光義,前山伸也, プラズマ・核融合学会誌 8, 385 (2023).