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2022.05.06

【卒業生の活躍】学芸員のお仕事(前篇)|現代社会学科卒業生 原田莉沙子さん

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 こんにちは。現代社会学科の卒業生(2015年度、日本社会史ゼミ)の原田です。
 卒業後は、本学大学院の社会文化学専攻(修士課程)に進学し、修了後は備前市埋蔵文化財・歴史民俗資料館の調査員、2020年には岡山シティミュージアムの学芸員(会計年度職員)を経て、現在、おかやま観光コンベンション協会で学芸員を務めています。

 当協会は、岡山市の指定管理を請け、岡山城を運営管理している団体です。現在改修工事中の岡山城ですが、その裏では、展示計画や、オープニングイベントの準備などを行っています。

 

改修工事前の岡山城天守閣内展示室の様子改修工事前の岡山城天守閣内展示室の様子

 さて自己紹介はこのぐらいにして…
 この場をお借りして、皆さんに「学芸員」のお仕事についてご紹介したいと思います!

 いきなりですが、学芸員と言えば、みなさんはどんなイメージを持たれますか?
 他人と接することが少ない事務的なお仕事?
 デスクに座って本ばかり読んでいるのでは?

 たしかに1日中書類とにらめっこしたり、ひたすら参考文献を読んだりする日もありますが、実は意外とチームワークが求められ、かつ体力がいるお仕事です。
 たとえば、展覧会やイベントの準備では、館内の職員、企画元、美術品輸送業者、広報メディアの方たちと密に連絡を取り合い、調整していく必要があります。また、調査で1日中立ちっぱなし、歩きっぱなし、結構な重量のある荷物を運ぶこともしばしば……。どの作業も1人ではできないことばかりで、コミュニケーション能力やスタミナが必要になります。

 

金川城(岡山市北区御津金川)への実地踏査金川城(岡山市北区御津金川)への実地踏査

 また、ひとくちに学芸員といっても、お仕事はさまざまです。次回はそのことについてお話したと思います。
後篇につづく

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