日本語教師は、日本語を第2言語とする人々に日本語を教える仕事です。多文化共生社会への理解がますます重要になる中で、国家資格「登録日本語教員」の制度も始まりました。
本学の日本語日本文学科を卒業、日本語教員養成課程を修了して、現在日本語教師として活躍する勝部亜美(かつべ・あみ)さんに、お話を聞きました。
日本語教師として働いています!
―卒業生・勝部亜美さんインタビュー―
日本語学校の教務部に所属して、本務等教員として働いています。様々な国から留学してきた学生たちに日本語を教えている他、クラス担任として学生指導、学生管理も担当しています。
【一般企業勤務を経て日本語教師に】
卒業後は一度、一般企業(小売業)に就職しました。職場環境に恵まれて充実していましたが、国際交流基金(JF)の日本語パートナーズ派遣事業に応募しました。日本語パートナーズはアジアの中学校・高校等の日本語教師や生徒のパートナーとして、日本語授業のサポートや日本文化の紹介を行います。私は台湾南部の高雄市に派遣され、10ヶ月ほど過ごしました。 教師として日本語教育に関わりたいと思い、帰国して今の会社で日本語教師として働いています。
【学生時代を振り返って】
一度一般職に就職したように、在学中に日本語教員養成課程を履修していた時は、明確に「日本語教師になる」と決めていたわけではなく、悩んだこともありました。しかし、課程を修了してよかったと思っています。日本語日本文学科での日本語学の学び、日本語教員養成課程の修了、学内で募集のあった台湾の協定校への短期留学など、いろいろなことが現職に活きています。
卒業論文を仕上げるのは大変でした。遅くまで図書館に残って勉強し、ゼミ生同士で時間外に集まって相談し合ったりして、苦労して書き上げました。力を入れて取り組んだことはいい思い出ですし、教員になった今も思い出します。
いま思えば日々のいろいろなものの中に、今に活きる学びや出会いがありましたが、その時にはそれが将来に繋がるなんて、思っていませんでした。これから先の生活や仕事もきっと同じなのだと思います。その時その時にできる最大限の力を出して、楽しいことも大変なことも、面白がれる人でありたいなと思います。
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