2024.08.09
2024年8月6日、児童学科の授業「福祉心理学」(担当:児童学科 日下紀子教授)にて、岡山県警察本部 犯罪被害者支援室のご協力により、中谷加代子さんをお招きし、特別講演「歩(あゆみ)と生きる」を開催いたしました。
中谷さんは、平成18年8月、当時20歳だったご息女を同級生の少年に殺害された犯罪被害者遺族であり、
事件後、公益社団法人山口被害者支援センター直接支援員となられ、犯罪被害者の視点に立った被害者支援活動に取り組んでおられます。
福祉心理学の授業を履修する本学児童学科3,4年生や本学他学科の学生、教職員の他に、犯罪被害者支援サークル「あした彩」にて活動する他大学学生、関係機関の人を含め90名以上が受講しました。
本学の学生たちは、歩さんの当時の年齢が自分たちと近く、より自分の身近に起きたことのように感じ、
被害者遺族の方々がどのような体験をしたのかを鮮明に思い描いていました。
「加害者の親も被害者」という中谷さんの言葉を聴いて、自分が被害者家族だった場合、
このような考えをできる自信はないが、加害者家族も大切な家族を失くして頼るところもなく、
これからも消えることのない罪を背負っていかなければいけないと様々に思いが巡るようでした。
大切な人を喪失し「もう会えないことは、とても悲しく苦しく、辛い体験」であると感じ、改めて自分の周りの人について考え、「「当たり前」の生活ができていることは本当に幸せなことなんだ」と実感しました。
受講者一人ひとりがこころを揺さぶられ、自分の体験を振り返り、命の重さ、尊さ、大切さについて考えました。
自分のためにも、自分を大切にしてくれる人のためにも、やはり自分の命を大切にし、
どうすれば幸せに生きていけるのだろう、寄り添うとはどういうことかを真剣にこれからも考え続けていきたいと思います。
事件後、公益社団法人山口被害者支援センター直接支援員となられ、犯罪被害者の視点に立った被害者支援活動に取り組んでおられます。
福祉心理学の授業を履修する本学児童学科3,4年生や本学他学科の学生、教職員の他に、犯罪被害者支援サークル「あした彩」にて活動する他大学学生、関係機関の人を含め90名以上が受講しました。
本学の学生たちは、歩さんの当時の年齢が自分たちと近く、より自分の身近に起きたことのように感じ、
被害者遺族の方々がどのような体験をしたのかを鮮明に思い描いていました。
「加害者の親も被害者」という中谷さんの言葉を聴いて、自分が被害者家族だった場合、
このような考えをできる自信はないが、加害者家族も大切な家族を失くして頼るところもなく、
これからも消えることのない罪を背負っていかなければいけないと様々に思いが巡るようでした。
大切な人を喪失し「もう会えないことは、とても悲しく苦しく、辛い体験」であると感じ、改めて自分の周りの人について考え、「「当たり前」の生活ができていることは本当に幸せなことなんだ」と実感しました。
受講者一人ひとりがこころを揺さぶられ、自分の体験を振り返り、命の重さ、尊さ、大切さについて考えました。
自分のためにも、自分を大切にしてくれる人のためにも、やはり自分の命を大切にし、
どうすれば幸せに生きていけるのだろう、寄り添うとはどういうことかを真剣にこれからも考え続けていきたいと思います。
・「福祉心理学」の授業って?(シラバスをご覧ください。)
・2024年度シラバス
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