2022年7月24日(日)、本学で7月のオープンキャンパスが開催されました。
現代社会学科には、社会学・地理学・歴史学・考古学を専門とする教員が所属しています。
今回は、歴史学の久野洋講師(日本社会史)が登場し、「戦争と民衆 ―歴史から考える―」というタイトルでミニ講義をおこないました。
今回のミニ講義では、アジア・太平洋戦争下の岡山空襲を素材として、戦争が起きると社会は一体どうなるのかについて、また過去の戦争の歴史を繙くことが現在を生きる私たちに何を教えてくれるのかについて、具体的に考えました。
世界では、いまも戦争が継続しています。80年前の過去を学ぶことは、80年後の人びとが現在の私たちをどのように見るのか、という「未来からの眼差し」を意識するきっかけにもなります。そしてそれは、私たち一人ひとりが現在を見つめ直すことにもつながります。これが、「私たちはなぜ歴史を学ぶのか? 」という問いに対するひとつの答えなのかもしれません。
また今回のオープンキャンパスでは学科オリジナル企画として、博物館学ホールの見学もおこなわれました。
博物館のあらゆる運営に従事する専門職を学芸員といいます(【卒業生の活躍】学芸員のお仕事|現代社会学科卒業生 原田莉沙子さん2022.5.06)。この学芸員の資格取得のための実習等で利用される場所が、本学の博物館学ホールです。
現代社会学科の教員であり、学芸員課程の主任でもある紺谷亮一教授(考古学)が、構内から出土した土器や、関連パネルなどの展示について解説しました。
今回のフリートークのコーナーでは、現代社会学科の在学生(2~4年生)および学科教員が、参加者のみなさんとの気軽な雑談を交えながら、質問に答えました。
学科の学びの内容やサークルなどの学生生活、あるいは卒業後の進路に関する質問のほか、ときには地元の共通の話題や、一人暮らしの在学生の体験談も飛び交う、和気藹々とした時間となりました。
※次回8月11日(木祝)のオープンキャンパスでは、現代社会学科は以下の企画をおこなう予定です。過去や現代の社会について関心のある人は、ぜひ覗いてみてください。
・ミニ講義:二階堂裕子(地域社会学)
「都市と農村の交流は過疎地域をどう変えるか?」
・学科オリジナル企画:森泰三(人文地理学)
「まちづくりや防災を考えよう―GIS(地理情報システム)を活用した実習―」
・学科フリートーク
ご来場、ありがとうございました。
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