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日本語日本文学科

2022.06.09

卒業論文の経験|日本語日本文学科

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日本語日本文学科

学科ダイアリー

日本語日本文学科の卒業要件の一つに「卒業論文」の作成があります。
このブログでは、社会人として活躍する本学科の卒業生に、卒業論文を作成した経験を振り返ってもらいました。


●小林初音さん 2020年度卒業
(岡山県立倉敷中央高等学校出身/本学大学院日本語日本文学専攻博士前期課程1年生[2021年度])
 
“自分の主張を練り上げた経験”
卒論題目:「太宰治『パンドラの匣(はこ)』にみる聖書との関連」

卒業論文では、太宰治「パンドラの匣」におけるキリスト教・聖書の影響を研究しました。

コロナ禍で、対面で発表する機会がほとんど無く、モチベーションを保ったまま完成させられるか不安だったのを覚えています。しかし、友人とリモートで卒論の執筆や模擬発表会を企画し行ったことで、意欲的に進めることができました。

書き進めるなかで壁にぶつかることもありましたが、先生方のご助言、また先行研究を読むことで得た発見が大きな支えになりました。多くの資料を細かく分析し、自分の主張を練り上げた経験は今後も生きると思います。

小林初音さん(2020年度卒業)

小林初音さん(2020年度卒業)

●笠原奈那巳さん 2020年度卒業
(岡山県立倉敷青陵高等学校出身/岡山ダイハツ販売株式会社勤務)

 
“支え合って大きな成長を実感”
卒論題目:「『古事記』における「天神御子(あまつかみのみこ)」の研究―「天神御子」表記の役割―」

『古事記』上巻末から中巻頭という限られた区間に見られる「天神御子」という表記について論文を書きました。テーマを決めたはいいものの、初めは何をどう書き始めれば良いのか分からず、先生の力をたくさんお借りしました。また、論文を書き進めていくうちに、計画にはなかった章を付け加えることになり、一から資料集めをすることになった時は、ゼミの友人たちから「この論文いいよ」「この本のこのページに書いてあるよ」などたくさんのアドバイスをもらいました。

このように、卒業論文は私一人ではとても書き上げられなかったと思います。先生をはじめ、ゼミの友人たちの力添えのおかげで、納得のいく卒業論文を書くことができました。コロナ禍の中で、うまくいかない就職活動と並行しての卒業論文作成は、私という人間を大きく成長させてくれたものです。

笠原奈那巳さん(2020年度卒業)

笠原奈那巳さん(2020年度卒業)

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