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児童学科

2022.02.25

ラストメッセージ 4年生から1年生へ ~「一人一人を大切に」~|授業紹介|特別支援教育総論|1年生|児童学科

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児童学科

授業・研究室

児童学科では、小学校教諭1種免許状を取得した人の多くが特別支援学校教諭1種免許状も合わせて取得しています。
特別支援教育の基礎をしっかりと培った小学校教員として羽ばたいていけるカリキュラムに特色があるのです。

1年生が受講する科目に「特別支援教育総論」があります。
特別支援教育の基礎科目です。

その14回目の講義に、4年生をゲストに招きました。私のゼミ生である2人です。
2人とも4月から小学校教諭として働きます。
 
その2人は、秋に岡山県内の特別支援学校に教育実習に行ってきました。そこで、実際に障害のある子どもたちとともに過ごし、授業もさせていただきました。
今回の講義では、その時の授業で実際に作った教材やスライドを使い、1年生に「模擬授業」をして欲しいとお願いしたのです。

子どもたちの姿に合わせて作成したスライド
子どもたちの姿に合わせて作成した教材
実際に、目の前に子どもたちがいるかのごとく話しかける声、そのトーン
間合い、表情
教材を出すタイミング 等々

2人は、1年生を目の前にしながらも、教育実習で共に過ごした子どもたちの姿を目に浮かべながら、その息づかいまでも再現しようとしている。大教室にもかかわらず、なぜか温かい空気が流れる、そのような空間となりました。

模擬授業後、2人に私から尋ねました。
『4月からどんな先生になりたいですか?』
2人は答えます。
「一人一人を大切にする先生になりたいのです。」
「一人一人の居場所がある学級をつくりたいのです。」

彼女たちは迷わず「一人一人を大切に」と答えます。
障害の有無を問わず、一人一人の子どもたちと一緒に歩くと答えます。
インクルーシブな社会を目指す、もっとも基本的で最も大切なことを、当たり前に、さりげなくことばに乗せて表現していました。

講義後の1年生の感想には
「自分も3年後に、あのようになれるでしょうか。いえ、なれるように学んでいこうと思います。」
「先輩方は『一人一人を大切に』と言われました。私もそのようになれるように・・・」
ということばが数多く綴られていました。

卒業を前にした4年生から1年生へのラストメッセージ。
それは、彼女たちの姿とともに1年生に届いたのかもしれません。 

※この講義は、感染症対策に十分な配慮の元、対面で実施しました。

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