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2025.06.02

学生発案!インクルーシブな対話の場「インクルーシブランチ&ティータイム」開催

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インクルーシブ教育研究センター(IERC)は、キリスト教精神における包摂性と誰一人取り残さないとするSDGsの考え方を基盤とし、共生社会の実現に寄与することを目的としています。
インクルーシブ教育を進めるために、「多様性」を大切にした様々な活動に取り組むことが求められると考えます。そのために、学生が主導するかたちの様々なプロジェクトを展開できるよう支えています。

2025年5月21日の12時30分から、インクルーシブ教育研究センタースタディルームにて、学生発案による新企画「インクルーシブランチ&ティータイム」がスタートしました。これは、参加者が昼食をとりながら、リラックスした雰囲気で語り合いながら、対話する企画です。

企画発案者である安達さん(児童学科4年生青山ゼミ)は、「インクルーシブを世界に広めたい!」という思いがあり、そのためにできることが何かを考えた時に、何事も小さな活動を積み重ねることで、大きな取り組みになると考えたそうです。
「私自身も話すこと、伝えることが苦手なので、こういった場を設けることで、自分の思いを話したり、みんなの話を聞いたり、そこから意見を出し合って考え、対話することの経験を積み重ねていきたいです。」と思いを語りました。

第1回目は、11名の学生がお弁当を持って集合。好きなもの、興味のあることなどを織り交ぜながら自己紹介をしてまずはリラックス。
この日のトークテーマは、学生が日常で感じたエピソードを披露。そのエピソードについて「同じような経験ある?」「こんな時どうしたらよかったのかな」「こうすれば良かったな」といった思いを、それぞれ参加学生自身の経験も交えながら対話を広げていきました。
日常生活における人間関係、障害のある方との関わりなど、多様性やインクルーシブな視点から感じていることや、困った時に相談できる関係性の重要性などについて語り合いました。

安達さんは、日頃感じる心配事や戸惑いなどを話したり、傾聴してもらえたりする場所がないと感じた経験があると言います。
「参加者が自分の思いを話したり、聞いてもらえたりする場所を作りたいという思いから、この企画を考えました。また、対話する習慣や姿勢を身につけることで、将来教員などになった時により良い教育を目指し続けることができるのではないかと考えています。
私は小学校教員を目指していますが、皆が大切にされる教育を考えていきたい、実現したいという思いで活動しています。」と話してくれました。

この企画は今後も月1回程度の連続企画として開催される予定です。
今回の「インクルーシブランチ&ティータイム」企画など学生主導のプロジェクト活動を通して、学生による新たな気づきや連帯が生まれることを期待しています。

取材:広報室

インクルーシブ教育研究センター
・学生主導によるプロジェクト活動の一つには「世界自閉症啓発デー&発達障害啓発週間の取組」があります。
・インクルーシブ学研究室がある児童学科の紹介ムービー
【人間生活学部児童学科 青山新吾准教授(インクルーシブ教育研究センター長)からのメッセージ】


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