情報デザイン学科

2025.12.04

情報教育合同研究会で学生とワークショップを行いました!|情報デザイン学科

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11月29日(土)に園田学園大学で開催された第21回情報教育合同研究会にて、情報デザイン学科で教職課程を履修する2年生の学生3名と教員がワークショップ「情報科の概念マップをみんなで考えよう」を行いました。

当日は他にも4件のワークショップがある中、高校情報科の先生をはじめ、大学など他校種の先生、学生の方や教科書会社の方を含む、さまざまな所属の7名の方にご参加いただきました。事前申し込みはされておられない方も、「こちらのワークショップが気になって…」と、当日参加してくださった方もおられました。

ワークショップの冒頭では、なぜこのワークショップを企画したかという趣旨説明を行いました。現在、学習指導要領の改訂に向けた議論が進められている中で、現場レベルでも教科の体系性について検討していくことの必要性を紹介した上で、情報科で扱う問題解決の手法である情報デザイン・プログラミング・データの活用の3分野にグループ分けし、グループワークを行いました。

開始直後の進行風景です。開始直後の進行風景です。

情報デザイン分野の担当学生からの説明です。情報デザイン分野の担当学生からの説明です。

プログラミング分野の担当学生からの説明です。プログラミング分野の担当学生からの説明です。

データの活用分野の担当学生からの説明です。データの活用分野の担当学生からの説明です。

グループワークでは、情報処理学会 情報入試委員会がCC 4.0 BY-SAで公開してくださっている「情報科全教科書用語リスト」を元に作成したカードを使いました。このリストは、これまで刊行された共通教科「情報」の教科書に掲載されている用語を一覧にしたものです。今回はこのリストのうち、多くの教科書に掲載されている用語を各分野で抽出し、カードとして印刷しました。

ワークショップで使用したカードです。各分野40枚、計120枚を用意しました。ワークショップで使用したカードです。各分野40枚、計120枚を用意しました。

当日のグループワークは、前半25分、後半35分の計1時間で行いました。途中で休憩を挟みましたが、休憩中や終了後もディスカッションが絶えず、大変盛り上がりました。運営の学生はグループの進行を補助するだけでなく、自ら各グループのディスカッションに参加しながら、学びを深めていました。

ワークショップ途中の進行風景です。ワークショップ途中の進行風景です。

ワークショップ途中の進行風景です。ワークショップ途中の進行風景です。

ワークショップの最後には、作成した概念マップについて各グループで発表しました。十分な時間ではありませんでしたが、参加者の皆様が概念の関係についての考えを深める契機になれば幸いです。

今回は運営を行った学生は県外での活動となりましたが、学生からは、ディスカッションを通して理解をより深めることの必要性を認識した、参加者の方々と交流や進路相談ができて有意義だったなど、運営できてよかったという感想がありました。

情報デザイン学科の教職課程では、現場の先生も含め多くの方と交流することを通して、情報科の現状や将来、情報科の内容などについての学びを深めることを重視しています。今後も学生が学外で活躍する機会を提供する予定で、来年も複数回の機会を予定しています。また、情報科の指導法に関する科目も通常よりも多く設定しており、専門性の高い教員を養成する環境を整えています。将来、学校教員や教育業界を目指す高校生の皆さんは、ぜひ情報デザイン学科への進学をご検討ください。

今回ワークショップにご参加いただけた皆様、また会場の園田学園大学の先生方をはじめとする、研究会の運営に携わられた皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。貴重な機会をご提供いただき、ありがとうございました!

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