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2025.10.16

岡山県立図書館の来館者にカルチャーゾーン40周年記念品を贈呈しました!|情報デザイン学科

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情報デザイン学科と岡山県立図書館の協力企画では今年度、岡山カルチャーゾーンの40周年企画の一環として、県立図書館で来館者に贈呈する記念品となるトートバッグの制作を行い、10月15日(水)の夕方に県立図書館にて、記念品となるトートバッグの配布を行いました(事前の告知記事)。

岡山県立図書館の近隣地域には、岡山県を代表する名所や文化施設が多数集まっていることから、この地域は1985(昭和60)年に「岡山カルチャーゾーン」と名付けられ、同年の10月15日に岡山カルチャーゾーン連絡協議会が発足しました。今年は岡山カルチャーゾーンの成立から40周年にあたることから、今月から来月にかけ、カルチャーゾーンの各施設で様々な40周年記念事業が実施されます。

情報デザイン学科と岡山県立図書館の協力企画では今年度の活動の一つとして、この記念事業の一環である「カルチャーゾーンの日(10/15(水))」のイベントで県立図書館の来館者に贈呈するオリジナルグッズの一つとして、トートバッグの制作を行いました。今年度から県立図書館のメディア工房にガーメントプリンター(バッグやシャツなどの布地に印刷可能なプリンター)が導入されたことから、トートバッグを用意することになりました。

今回の活動は、夏休み中の8月から準備を開始しました。バッグに印刷する画像のデザインだけでなく、印刷する下地となるトートバッグ選び、印刷、配布方法の検討、バッグに同封する文書の作成、実際の配布も含め、大半の工程を学生が担当させていただくことができました。

画像のデザイン検討では、参加メンバーそれぞれが考えた案を組み合わせながら一つにまとめました。トートバッグを受け取った来館者に岡山県立図書館の魅力を知ってもらえるように、中央に描いた県立図書館のイラストの周りに、県立図書館のさまざまな機能を分かりやすく表したイラストを配置しました。また、イラストの意味が伝わるように説明した文書も同封することとしました。

デザインを検討する打ち合わせの様子です。この頃はまだ、残暑が厳しい時期でした。デザインを検討する打ち合わせの様子です。この頃はまだ、残暑が厳しい時期でした。

トートバッグに同封した文書の一部です。今回の活動に清心の学生が関わっていることが伝わるように、学生が作成しました。トートバッグに同封した文書の一部です。今回の活動に清心の学生が関わっていることが伝わるように、学生が作成しました。

印刷は配布の一週間前となる、10月上旬に行いました。ガーメントプリンターでの印刷作業や仕上機でのプレス・定着作業だけでなく、印刷がズレないようにするための印付けや、シワを取り除くためのアイロンかけも含め、8名全員の学生が交代しながら行いました。事前にガーメントプリンターを知っている学生はいたものの、実際に使うのは全員が初めてだったため、まず県立図書館でメディア工房を担当されている職員の方に作業手順を教えていただきました。学生は慣れない様子で、最初は印刷にも時間がかかりましたが、次第に作業効率が上がり、全員が手慣れた様子で印刷作業を進めていけるようになりました。
 

ガーメントプリンターでの印刷手順について、説明を聞いています。ガーメントプリンターでの印刷手順について、説明を聞いています。

「手づくり」とはいっても、印刷位置があまりにも大きくずれてはいけないので、フリクションペンで印刷範囲を示す印をつけた上で印刷を行いました。「手づくり」とはいっても、印刷位置があまりにも大きくずれてはいけないので、フリクションペンで印刷範囲を示す印をつけた上で印刷を行いました。

ガーメントプリンターでの印刷では、特に仕上機を用いたプレスと定着の作業時に、一部高温の作業があります。不安な点は職員の方に確認したり、マニュアルを確認したりしながら進めました。ガーメントプリンターでの印刷では、特に仕上機を用いたプレスと定着の作業時に、一部高温の作業があります。不安な点は職員の方に確認したり、マニュアルを確認したりしながら進めました。

プリンターから印刷されたカセットが出てくるところです。想定通りの印刷になっているかはとても気になりますが、今回は印刷ミスはありませんでした。プリンターから印刷されたカセットが出てくるところです。想定通りの印刷になっているかはとても気になりますが、今回は印刷ミスはありませんでした。

ガーメントプリンターではカセットに布地を固定して印刷するため、印刷後にはどうしても型枠のようなシワができてしまいます。シワを伸ばすため、最後にアイロン掛けを行いました。ガーメントプリンターではカセットに布地を固定して印刷するため、印刷後にはどうしても型枠のようなシワができてしまいます。シワを伸ばすため、最後にアイロン掛けを行いました。

完成品のトートバッグです。一つ一つ、学生が丁寧に作業して仕上げました。完成品のトートバッグです。一つ一つ、学生が丁寧に作業して仕上げました。

当日のトートバッグの配布については、授業を終えた学生が配布を行える夕方の16時に開始し、中高生向けの自習スペースが開室する17時にも一部を配布しました。配布開始前の時点で、高校生の方も含め配布を待ってくださっている方がおられ、あっという間に配布が終わりました。それなりの数量を印刷して準備したつもりでしたが、年間に約80万人が来館する県立図書館が多くの人々に愛されていることと、このような機会に関わらせていただけたありがたさを、改めて感じました。

今回の活動でも、県立図書館の職員の皆さんには大変お世話になりました。配布日までの準備期間が短い中で様々なご協力をいただき、特に印刷工程では長時間、メディア工房の設備を使わせていただくことができました。また、イベントの事前告知にあたっては近隣高校の先生方にも大変お世話になり、当日の退勤後に県立図書館まで来てくださった先生もおられました。この場で恐れ入りますが、ご協力いただいたすべての皆様に御礼申し上げます。

オリジナルグッズの配布は終了しましたが、県立図書館では引き続き、10月25日から「県立図書館フェスタ」と題して、11月にかけてさまざまなイベントを行います。さまざまな機能をもつ県立図書館に、皆様ぜひご来館ください!

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1F閲覧室入口での配布の様子です。イベントのスタッフとわかるよう、県立図書館のゼッケンをお借りしました。1F閲覧室入口での配布の様子です。イベントのスタッフとわかるよう、県立図書館のゼッケンをお借りしました。

親子連れの来館者もおられたので、児童書コーナーの入口でも配布しました。親子連れの来館者もおられたので、児童書コーナーの入口でも配布しました。