立春を過ぎてなお、寒さの厳しい日々が続いています。
さて今日は、発達障害=神経発達症の小児と、その体格や食習慣との関連についての研究をご紹介します。
この研究は、わたしが清心に来てから、学生と一緒にコツコツ調査させてもらい、コロナ禍を経て、やっとまとめることができました。
ところが研究というのは、まとめることで次の課題が明らかになるものなんですね。じつは神経発達症の小児の体格は、ずっと肥満傾向を指摘されてきました。しかし今回の小児に限った測定結果では、肥満との関連は認められませんでした。
さらに、食習慣のアンケート結果では、「食べすぎる」「小食」という相反する傾向が認められました。つまり神経発達症の小児においては、肥満とやせ、両方のリスクが考えられるのです。
肥満度と年齢の分布
現在子どもの食事について困っていること
これらの結果に対するもっと多くの調査、リスクへの対応策などについて、今後も研究を続けていきたいと思っています。研究を通して作成したパンフレットもご参考にしてください。興味を持たれた方は、ぜひ添付している論文も読んでみてくださいね。
食事アドバイスパンフレット➀
食事アドバイスパンフレット②