2024年11月7日(木)~8日(金)に行われた、日本食品衛生学会・第120回学術講演会にて、食品栄養学専攻修士課程1年の合田奈未さんが「根菜類に内生する真菌類の多様性と食リスク」という演題で学会発表を行いました。日本食品衛生学会は、昭和35年に設立された学会で、食品衛生に関する研究の連絡、提携及び促進をはかり、あわせて研究結果の普及を行うことにより学術・文化の発展に寄与することを目的としています。
発表内容は一言でいうと「根菜内部に生きているカビがどんな種類であるか調べ、そのカビの全遺伝子を決定することで、そのカビが人体に有害な可能性があるかどうかを調べた」研究です。食品安全性の分野でも次世代シーケンサーを用いた研究が増えてきていますが、発表に対しても十数件の質問があり、この分野への大きな関心が伺えました(とはいえ、演題の多くは、今話題のPFASでしたが)。堂々と初めての学会発表をこなした合田さんに、発表を終えた感想を聞いてみました。
「初めての学会参加で少し緊張しましたが、非常に充実した時間でした。学会で発表を聞いたり実際にポスター発表を行ったりすることで、他の研究者と直接交流でき、新たな知識を得たこと、新しい人脈を築けたこと、今後の研究方向について考えさせられ、非常に勉強になりました。食の安全性が重要視される現代において、学会での経験は、食品衛生の動向や新たな課題に対する理解を深めることができました。今回学んだ貴重な情報や経験を今後の研究や職に活かせられるよう、これからも努力していきます。」
食品栄養学科・食品衛生学専攻では、学会等研究発表にも積極的に取り組むことにより、研究レベルの維持・発展と学生の伝える力の養成に取り組んでいます。
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