10/30(水)の午後に岡山県立総社南高校にて、1年生の生徒の皆さんに「アンケート調査の基礎」についての出張講義を行いました。この出張講義は、同校が採択されたDXハイスクール事業の一環として、情報デザイン学科にご依頼いただいたものです。
今回の出張講義は、今後、生徒の皆さんが本格的に探究活動を始めるにあたり、近年多用されるようになった調査方法である、アンケート調査についての基本を学んだ上で、アンケートの作成と実施を体験できるように企画しました。当日は6限・7限の2時間を使い、6限に体育館でアンケートの基本についてん講義、7限に各クラスのホームルームでアンケートの作成・実施の演習を行いました。
6限にはアンケート作成の基本として、そもそもアンケート調査とは何か、アンケートをどのような流れで実施すればよいのか、Webフォームを含む質問紙の質問文や選択肢をどう設計すればよいのかについて講義しました。途中で、実際のアンケートの作例として、教員が用意したアンケートを体験・確認してもらう活動も取り入れ、具体的な作例からアンケートの完成像をイメージしてもらいました。その後、7限の演習の準備として、生徒さんそれぞれが持っているタブレット端末でWebフォームの作成画面を開いてもらい、実際にWebフォームを作成する方法を紹介しました。
休憩と移動を挟んだ7限には、実際にWebフォームでアンケートを作成して、作ったアンケートに生徒間で回答・評価を行う演習を行いました。事前課題として検討していたテーマについてのアンケートとして、数問の質問からなるアンケートを作成し、他の生徒に回答してもらう中で、アンケート結果の分析や、質問項目の改善点について検討している様子がありました。短い時間で行った活動でしたが、20件近い回答を集めていた生徒さんや、当初のアンケートの不備に気づいて改良版を作った生徒さんもおり、アンケートの作成や実施における留意点を積極的に学んでいました。
今回は演習も含む活動でしたが、1年生の生徒の皆さんが積極的に参加してくださったことや、総社南高校の先生方が事前に確認・調整してくださったことで、大きな問題もなく円滑に実施できました。ありがとうございました!
本学では、さまざまな専門の教員が担当する出張講義の依頼を受け付けています。一覧にない内容の講義依頼にも可能な範囲で対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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