ノートルダムの風景

じぶんでみつけた場所で、
じぶんだけの花を咲かせようとしている、
10のつぼみの 1000文字のインタビュー。

時を経ないと咲かない花も、
見えないところでじっくりと根を広げ、
目を凝らすと、小さな蕾を結んでいる。
清心のキャンパスに抱かれた、
10の物語に耳を澄ませてみませんか。 

高校生の時に私はすごく引っ込み思案で、人前に立って発表したりすることは、極力したくない人でした。
でも、高校３年生のときに清心のオープンキャンパスに行って、
生き生きとしている先輩や、キラキラと輝いている先輩を生で見ました。

清心に入りたいと思ったのは、私も入学したら先輩方のように、
輝いたり、なにかを一生懸命頑張ることができるのかもしれない、と思ったからです。

大学に入学した当初はコロナ禍でした。
全く学校に行けなかったり、行けても週に１回とかで、
人前に立つどころか、人との関わりがないまま大学生活を終えるのは嫌だなと思っていたときに、
大学の方からボランティア活動を紹介していただいて、そこから人と関わるということが始まりました。

聖歌隊に入ったのも、同じ理由からです。
もともと歌を歌うことは好きだったんですけど、人前で歌うのはすごく苦手だし、
合唱経験もなかったので、私からするとものすごく勇気のいる選択だったのですが、
せっかく清心に入ったので、聖歌を歌ってみたいって思ったのと、
表の舞台に立つことをする聖歌隊に入って、引っ込み思案を克服したいと思ったので、
思い切って門を叩きました。

はじめのうちはものすごく大変で、まわりは全員経験者だし、音程をとるのがすごく難しくて、
なのに大人数の前で歌ったりするというので、すごく恥ずかしいなと思ってました。

でも、歌い終わったあとに観客の方から盛大な拍手をいただいたり、
すごくよかったよ、と後で声をかけていただいたりして、少しずつ慣れていくことができました。

あと、わたしは栄養教諭の資格を取得したいと思って、食品栄養学科に在籍しているのですが、
授業では実習が多くて、話が上手な子と一緒になることが多くて。
高校生のときの自分は、人と積極的に関わろうとせずに閉ざしていた部分があったのですが、
授業・実習を通して色々な方と関わるようになると、
こういう意見とか、こういう考えもあるんだなっていうふうに、また違った目線というか、
考え方ができるようになりました。

高校生のときの自分と、今の自分と全然違うか、ですか？

私からするとまったく、違います。
清心は授業でディスカッションが多いのですが、今は自分から進んで意見を言ったりします。

これからの目標としては、今でもときどき緊張してしまうことがあって、自分では結構明るく振る舞っているつもりでも、緊張していると顔が暗くなってしまうので、もうちょっと場数とかを踏んで、明るく答えられるようになりたいなって思っています。 ・活躍する卒業生
・聖歌隊Cuore Puro（クオーレ プーロ）（クラブ紹介）

・「次のわたしに会いにいく。」10のつぼみの 1000文字のインタビュー。

※内容（学年）は、2023年度撮影当時です。