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ノートルダムの風景

2024.08.19

次のわたしに会いにいく。 つぼみ#07

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人間生活学科

ノートルダムの風景

学生生活

じぶんでみつけた場所で、
じぶんだけの花を咲かせようとしている、
10のつぼみの 1000文字のインタビュー。


時を経ないと咲かない花も、
見えないところでじっくりと根を広げ、
目を凝らすと、小さな蕾を結んでいる。
清心のキャンパスに抱かれた、
10の物語に耳を澄ませてみませんか。 

応援してくれる仲間が、先生がいる。
氷上では独りでも、
わたしの競技人生は、一人ではない。
人間生活学部人間生活学科 3年
 
フィギュアスケートは、清心に入る前から続けてきました。
清心を志望したのは、学校の先生に相談したら、清心はすごくアットホームだからフィギュアスケートを続けるとしても温かく見守ってくれる、と勧めてくださったからです。

入学してからも、スケート漬けの日々を送っていたのですが、
ある日、先生方から「永見さん、この前の試合良かったね」と声をかけていただいて、すごく驚きました。
フィギュアをやっていることはもちろん、大会の結果まで見てくださってるなんて、
すごく驚きましたし、心が温かくなりました。
アットホームってこういうことか、と思いました。

清心のそんな環境は、スケートにも影響があったと思います。
それまでは、自分ができたら良い、みたいな気持ちで滑っていたのですが、
自分一人のことを考えて滑るのと、自分を気にかけてくださる先生とか友達とか、
応援してくださる人がいるということを思いながら滑るのとでは、
表れてくる表現とかが大きく違う、と感じていて。

切羽詰まったようなスケートじゃなくて、幸せそうというか、見ている人を元気にできるような、
そのためにはまず自分が心から楽しんでスケートができるようになれたら、と思うようになりました。

試合で怪我をしたのは、3年生の春のことです。
西日本選手権の1週間前のことでした。
もう先がないから、今しかやる時がないと思って練習していた矢先でした。
その時は、信じたくなくて、これは痛めているだけだ、何時間か安静にすれば大丈夫だ、と言い聞かせてましたが、
結局疲労骨折で、全試合棄権することになりました。

しばらくの間は、もちろん、すごく辛かったです。
私も出るはずだった大会で、チームメイトの子がすごく良い演技をしているのを家で見ていました。

でも、気づいたんです。
私は、調子が悪くても足が痛くても、とにかく出場することを目的に練習を重ねてきたのですが、
その時のチームメイトのように、ちゃんと練習を積んで、
積み重ねたものを発揮するというのがスポーツじゃないの、って。

それから、気持ちは軽くなりました。
焦らずに、最高のパフォーマンスを出せる日を思い描いて、やれることをやろうと。

最近はよく、リハビリについて考えます。
今、私は足は悪いんですけど、足以外は元気なので、リハビリができる。
そして、たとえリハビリでも頑張れる状態にある、ということは実はすごく幸せなことなのではないか。
感謝しなければいけないことなのではないか、と、そんなことを思うようになりました。

私にとっての大学生活を一言で言うと、ですか? 

挑戦ですかね。
自分自身に対する挑戦。
自分にできることを、どこまでできるかに、挑戦してきたキャンパスライフかなと思います。

もちろん、挑戦は終わっていません。
やり切っていませんから。
 

人間生活学科(学科紹介)
フィギュアスケートクラブ

「次のわたしに会いにいく。」10のつぼみの 1000文字のインタビュー。

※内容(学年)は、2023年度撮影当時です。

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