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児童学科

2024.01.26

体育授業スペシャルサポーター・学生とのカンファレンス|児童学科 教育学研究室 安江美保准教授

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教育学研究室の安江です。今回のブログでは、「体育授業スペシャルサポーター派遣事業」に参加した4年生とのカンファレンスの様子をお伝えします。

「体育授業スペシャルサポーター派遣事業」は、令和3年度より岡山県教育委員会が実施している事業です。県内の公立小学校(岡山市立小学校を除く)の第4学年の体育授業に対して、指導教員の補助を行うことができる外部人材を体育授業スペシャルサポーターとして派遣し、小学校の体育授業の活性化と児童の体力向上を図ることを目的として実施されています。

児童学科では、体育科指導法の履修を終えている3、4年生を中心に、毎年6、7名の申し込みがあり、実地に学ぶ貴重な機会となっています。実際に参加してきた、4年生の学生とのカンファレンスの様子を紹介します。都合により、3人と1人とに分かれてのカンファレンスとなりました。

◆器械運動で「逆さになることが怖い子ども」への支援について(参加者:学生3名、安江)

マット運動や鉄棒運動に取り組む児童の様子を出し合っていくと、それらの運動が苦手な児童が困っている根本に、「逆さになるのが怖い」があるのではという話になりました。そして、中・高学年でも、技の習得に向かう前に「逆さ」や「回る」ことをもっと気軽に楽しめるような活動を増やして慣れていくことが大切では。それには、どんな活動ができそうか、後転の最初と前転の最後の動きを伴う「ゆりかご」を使った遊びや、股の間からのぞく動きを使った遊びなどのアイデアが出されました。

◆ボール運動「タグラグビー」で運動の特性に向かうための支援について (参加者:学生1名、安江)

「タグラグビー」は児童にあまり馴染みがなく、担任の先生は、ゲームのイメージを動画視聴で掴ませたり、易しいルールから、少しずつ新たなルールを加えていくなどの工夫を行っていたそうです。ゲーム中でどのような支援ができたのかを尋ねると、「声かけが難しかったが、担任の先生は子どもの動きを見ながら、気づかせるような声かけをしていた」とのこと。ボール運動の支援では、子どもの動きを見取りながら瞬時に声掛けをしていく必要があり、指導者もゲーム動画を見て教材研究を行うことが大切だという話となりました。2回目に支援に入った時に、児童の動きが数段良くなっていて、教師の言葉がけの大切さを実感したとのことでした。

「体育科」という教科の究極の目標は、「運動好きな子どもを育てる」ことです。工夫のない授業で運動嫌いを増やしてしまうのではなく、工夫を重ねて運動好きな子どもを育てていけるよう、今後も学生と共に学び続けていきたいと思います。


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安江美保准教授(教員紹介)
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教育学研究室(研究分野)

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