人文地理学ゼミでは、ゼミ生(3年生2名、4年生1名)と教員で、用水路転落事故の実態についてGIS技術を活用して、地図作成して可視化し転落事故防止の方法を考えて啓発することを目指しています。
2023年8月から9月に岡山市東区および南区の用水路転落事故現場でフィールドワークを行っています。現場の道路の状況(直線か交差点か)、街路灯の有無、安全策の有無などを調べています。またこの活動は、岡山市の令和5年度学生イノベーションチャレンジ推進事業の補助金を活用して実施しています。
岡山平野南部には広大な干拓地が広がり、水田耕作のための用水路が張り巡らされています。2016年6月29日の朝日新聞では、2015年に自転車やオートバイを運転中の転落死亡時者数は全国ワースト1位、さらに県内交通事故死亡者87人のうち13.8%を占め、その割合が全国平均の約6倍であることが示されています。自治体では、安全柵を設置するなどの対応をしていますが、用水路の総延長が約4千キロにおよぶとされ、すべての地区で対応することは困難です。
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