6月15日、児童学科・伊藤ゼミ4年生と有志の学生が、かえで幼稚園(広島)を訪問しました。豊かな環境の中で生き生きと遊ぶ子どもたちの姿に、保育のあり方を学ぶことができました。その日の体験を、写真と動画でご紹介します。
(動画:かえで幼稚園を見学して 2分24秒)
園庭の築山で遊ぶ子どもたち。多くの遊具は、園長先生を中心に、先生方や業者が協力して作り上げ、子どもたちの様子を踏まえて進化を続けています。
そこから続く「かえでの森」へと、園長先生に案内していただきました。
森の斜面を駆け上がっていく、まぶしい子どもたちの姿が見えます。
園内での保育も見せていただきました。学生も子どもたちと一緒に絵本のお話に聴き入っています。
子どもたちはコマを回すのに夢中です。5回続けて回せた子には、園長先生が名前を書き入れてマイ・コマを作ってくれます。その間、まわりの子どもたちもずっと楽しみに見守って、拍手が上がっていました。
子どもたちのアイディアを取り入れて作られた、大きな斜面。ここに駆け上がるのは、子どもたちにとってかなりのチャレンジです。身をもって体験し、実感することができました。
見学の後の話し合いでは、学生たち一人ひとりが園長先生に質問し、答えていただきました。
ある学生は、広い保育環境の中で、子どもたちの安全をどう確保されているのか質問していました。
園長先生は、子どもたちをよく見ること、保育者同士が連携し合うこと、そして今目の前にはいない子どものことも思っていることが大事だと言われて、私(伊藤)にはそれが一番心に残りました。
一人ひとりの子どもに思いをかけ、よく見ることが大切だという、保育者にとっての根本を、改めて実感させていただいた気がします。
学生たちはまたこの園を訪れて、もっと保育のことを学びたいと言っていました。本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
※ 写真・動画の掲載については、園からのご承諾をいただきました。ありがとうございました。動画は共同で伊藤と『動画で学ぶ乳児保育』を刊行した西 隆太朗教授が作成しています。
・児童学科
・教育学研究室(研究分野)
・伊藤美保子 准教授(教員紹介)
・西 隆太朗 教授(教員紹介)
・かえで幼稚園