ブログの間が少し空いてしまいました。気づけば店頭に、アザミが並ぶ季節に。アザミは田植えのころ、あぜ道で見た記憶のある方もいらっしゃるかと思います。5月の花ですね。
さて先々月、3月31日に私たち食品栄養学科も協力をした研究が、ジャーナル(学術論文を載せている雑誌のこと。最近は電子版も多いです)に掲載されました。Journal of Clinical Medicineというスイスから出されている雑誌で、論文のテーマは「Nutrients Associated with Sleep Bruxism(栄養素と睡眠中の歯ぎしりの関係)」というものです。岡山大学歯学部の外山直樹先生が中心となってまとめられました。この研究の内容については、リンク先の記者会見で説明されています。
▶睡眠中の歯ぎしりは食物繊維摂取量と関連している可能性を世界で初めて発見(岡山大学 プレスリリース)
なのでこのブログでは、食品の学生たちがどういったお手伝いをしたのか?についてご紹介しますね。
まず現在の3年生、4年生の学生に対して調査についての説明がありました。そして研究協力に同意した学生に対して、岡大予防歯科学の先生方から歯の摩耗をみる口腔内チェックが行われました。これは夜間に歯ぎしりしているかどうかを判断するためです。
歯ぎしりが疑われた学生に、今度は筋電計を用いて実際の歯ぎしりの頻度の測定をしてもらいました。さらに食物摂取頻度調査票(FFQg)の方で、約1カ月間の食事状況について回答してもらっています。FFQgは実習内でも用いていたためか、学生はみな的確に素早く回答できていたように思いました。さすがです~!
偽りのないこういった調査によって、思いがけない結果が導き出されることがあるんですね。研究の面白さですね!
この研究論文は『PubMed』という生命科学に関する文献を掲載する無料検索サイトより、どなたでも全文読むことができます。興味を持った方は英文読解練習も兼ねて、ぜひアクセスしてみて下さい。
▶睡眠中の歯ぎしりは食物繊維摂取量と関連している可能性を世界で初めて発見(岡山大学 プレスリリース)
・食品栄養学科
・食品栄養学科(ブログ)
・食品栄養学科(研究分野)
・長濱統彦教授(教員紹介)
・小見山百絵准教授(教員紹介)
・山下美保准教授(教員紹介)