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英語英文学科

2023.04.08

学生がESDカフェに参加しました|英語英文学科

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英語英文学科

学科ダイアリー

2023年3月16日(木)、令和4年度「岡山ESDプロジェクト:ユース活動支援助成金」を受けて参加した2つの活動成果報告のため、英語英文学科の学生3人がESDカフェにゲストスピーカーとして参加しました。

1. ユース活動助成金・ESDカフェとは
岡山市役所では、「岡山ESDプロジェクト」として持続可能な社会づくりのため、地域のESDに関連する取組を支援しています。
「ユース活動助成金」は、そのプロジェクトの活動の1つです。国内外で活動する若者たちの調査・研修の支援を通して、地域のさらなるESDの推進とSDGsの達成に向けた取組の促進を目的としています。また、「ESDカフェ」という、持続可能な社会に向けた取組についての事例共有や意見交換の場も、岡山市によって毎月設けられています。ユース活動助成金活用団体は、このカフェで活動成果報告をすることになっています。
 
2. ESDカフェに参加した背景(ユース活動助成金)
ユース活動助成金には、国際コミュニケーション履修コースのBowesゼミと本学の自立力育成ゼミV(模擬国連)の各クラスのグループが申請し、その対象として承認されました。

【Bowesゼミ】
英語英文学科には、英米文学、英語学・言語学、国際コミュニケーション(IC)の3つの履修コースがあり、学生は3年次に専門分野を定め、それぞれのコースのゼミに配属されます。Bowesゼミは国際コミュニケーションコースのゼミの内の1つで、主なテーマは「環境」です。3年生の授業では、環境問題を理解したり、文献を読み込んで卒業論文を考える上で重要になる考えを学んだりしました。
ゼミでの学びを通して、持続可能な未来のための価値や原則を行動規範とした「地球憲章」に出会い、憲章が強調している思いは環境問題の解決に必要であると考えるようになりました。そこで、理解が曖昧な地球憲章を根底から理解して、学んだことを周囲にも共有したいという思いが芽生え、受講を決めました。受講にはお金がかかるため、ユース活動助成金に応募しました。この助成金をいただいたことで、カフェで地域の方々にも学んだことを共有することができました。

【自立力育成ゼミV(模擬国連)】
本学の模擬国連の活動は2018年より始まり、これまで岡山模擬国連大会(OkaMUN)、日本大学英語模擬国連大会(JUEMUN)、模擬国連世界大会(NMUN)という国内外の様々な規模の大会に参加してきました。これらの活動を通して、高度な内容を議論する上で必要な英語力やリサーチ力、ディスカッション能力等を向上させ、一人の学生としても、団体としても成長を続けてきました。
そのため、私たちの活動について周知を図ることで、地域社会とのネットワークの構築や実際の模擬国連での決議案を地域に活かす機会を増やしたいという、強い思いを持つようになりました。そのような時に、Bowesゼミで岡山市のユース活動助成金を活用したという話を伺い、まずは学内での活動を地域の方々に知っていただくことから始めようと考え、私たち模擬国連でも申請を行うに至りました。

3. ESDカフェで話した内容
コロナウイルスの影響により、ESDカフェはオンラインでの実施でしたが、当日は15名の方が参加してくださいました。ゼミでの「地球憲章入門コース」と模擬国連の「神戸模擬国連世界大会」、それぞれの参加プロジェクトについてプレゼンテーションを行い、本学におけるESD・SDGsに関連する活動について、地域の方から直接質問やコメントをいただける貴重な機会となりました。

【地球憲章】
Bowesゼミの有志5人で参加した「地球憲章入門コース」についての概要、実際に得た学びとそれを踏まえた今後の展望について発表しました。
「地球憲章」は、4つの基本原則と、さらに細分化した16の原則から構成されています。人類の喫緊の課題・持続可能な生活についての理解を助ける教育的な役割を果たす憲章であることから、ESDとの関連も深いです。地球憲章入門コースは、Earth Charter International(地球憲章国際本部)によるオンラインコースで、地球憲章の学びを深めることができ、世界中だれでも受講することが可能です。使用言語は英語で、6つのパートで構成されています。
実際に得た学びは大きく分けて2つあり、1つは意識の変容の必要性、もう1つは対話の重要性です。特に、今を生きる私たちの世代は、現在・未来に対する責任(世代間の責任)があることは重要です。
今後は、地球憲章を知ってもらえるようなミニレクチャーを、若い人だけではなくすでに社会で活躍している世代の方達も対象にして行いたいと考えています。学内環境についても、より環境に負荷のかからないための改善を行っていきたいです。

【NMUN】
本学が2018年から取り組んでいる模擬国連の活動について紹介したうえで、会議の概要・参加を通して得られた学びとともに、NMUN2022の参加報告をしました。また、プレゼンテーションの中では、本大会の様子がよく分かる動画(こちらからご覧いただけます:神戸市外国語大学作成)も上映させていただきました。
私たちはこの大会の中で、国内外からの参加者の英語力の高さや、議題に対する知識量の多さを痛感しました。しかし、この経験は「これからも日々研鑽し、より高みを目指していきたい!」というモチベーションにつながりました。そして何より、今回の大会参加を通して、会議で議論された国際問題に関する知識を得ることができたのはもちろん、私たちがこれからの時代を生きるうえで必要となる、多角的な視野から物事を考える力・様々なバックグラウンドを持った人たちと協働しながら、1つのものを作り上げる力・積極的に他者とコミュニケーションを図りながら、主体的に会議に参加する力を得ることができ、なおかつ、本大会のテーマであった「平和」について、参加者それぞれが自分なりの「平和」の形を考えることができました。今回のプレゼンテーションの中で、オーディエンスの皆さんと上記に述べたような学びを共有することができ、登壇者一同、大変嬉しく思いました。


4. 感想・今後について
本番前は、「私たち学生の活動に学外の方々が関心を持ってくださるのか」が未知数であり、漠然と不安を感じていたというのが正直なところです。しかし、参加者の方から、私たちに対する温かいエールや「実際の活動内容の詳細に関して知りたい」という声もいただくことができ、私たちの活動に対する地域の方々の好感的な反応を得ることのできた実りのある経験となりました。今回をきっかけに、私たちの活動の周知を継続的に行うと同時に、私たち一人ひとりが向上心を持って活動に積極的に参加することを通して、最終的に各団体の中での学びを学内や地域社会への貢献に繋げていきたいと強く思います。(庄司)

まず何より、私たちのプレゼンテーションを今回聞きに来てくださった皆様に、私たちが日々学んでいることを共有させて頂くことができ、純粋に嬉しかったです。プレゼンテーション終了後に皆様から頂いた温かいコメントから、私たちの活動・学びに対して肯定的な反応を示してくださったことに喜びを感じたとともに、これからも地域社会に貢献できるように日々研鑽しなければという、身の引き締まるような思いも致しました。今後の活動でも、自分には何ができるのか?ということを考えながら主体的に行動し、本学の活動を次世代に繋げることができるように、より一層努力していきたいです。このような機会を設け、サポートしてくださった関係者の皆様には大変感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。(佐々木)

実際に、地域の方々に発表する経験を経て気づいたことは、学びを要約し、平易な言葉に言い換えることの難しさです。短い発表時間の中で、普段みなさんが考えないような、新しい概念を紹介することは、想像を上回る大変さでした。ゼミで環境について学ぶ以前の私自身も環境問題に関心を持っていたものの、概念ではなく1つ1つの事象を捉えていました。3年生のゼミで、1年かけてBowes先生やゼミの仲間と共に勉強する中で、「環境と人間は切っても切り離せない、ダイナミックな関係である」ことを学びました。そのため、背景知識を持たない人たちに分かりやすく説明するためには、まだまだ練習が必要であると気づくことができました。今後は、学びを実践に移していきたいです。(鳴滝)

文責
庄司奈津子
佐々木愛美
鳴滝悠花

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