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2023.01.30

【研修旅行】 過去と現代の社会を学ぶ――これまでの学科研修旅行を振り返って|現代社会学科

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これまでにも現代社会学科では、「現代の社会(社会学・地理学)」と「過去の社会(歴史学・考古学・地理学)」という双方の学問領域を学ぶことができる対象を選び、希望者を募って日帰りの研修旅行をおこなってきました。今回は、過去の研修旅行を振り返ってみます。

最初は今年の「えと」である、うさぎと関係する場所の紹介から。2017年の研修旅行は、広島県竹原市に赴き、大久野島(うさぎ島)や竹原の町を散策しました。前者はアジア・太平洋戦争期における毒ガス製造の島としても、また後者は江戸末期の思想家・頼山陽ゆかりの町としても知られています。

二兎を追う者が二兎とも手に入れられるほど、観光客に慣れたうさぎ二兎を追う者が二兎とも手に入れられるほど、観光客に慣れたうさぎ

竹原の町を見守る頼山陽先生の像竹原の町を見守る頼山陽先生の像

2019年の研修旅行は、まずは広島県府中市上下町へ。石見銀山と瀬戸内海とを結ぶ“銀山街道”が通る宿場町です。「上下町」の町名の由来については、町の中心部付近が「芦田川水系」と「江の川水系」との分水嶺になっていることから付けられたという説もあります。この町の「翁座(おきなざ)」は、大正時代に建てられた木造建築の芝居小屋で、町の劇場・娯楽施設として機能していました。

続いて隣接の三次市へ。江戸時代の妖怪物語である「稲生物怪録(いのうもののけろく)」の舞台となったこの町には、「もののけミュージアム」があります。

翁座の舞台に立つ翁座の舞台に立つ

もののけミュージアムを見つめる人びともののけミュージアムを見つめる人びと

もちろん行き先は県外だけではありません。少しさかのぼって2015年には、岡山県高梁市に赴きました。高梁市の中心部は備中松山藩の城下町であり、備中松山城が著名です。また同市成羽町の吹屋地区は弁柄と銅の町として、近年文化庁の日本遺産の認定を受けました。

夕暮れ時、風情ある吹屋地区を散策夕暮れ時、風情ある吹屋地区を散策

 さいごに直近の2022年です。前回の学科ブログでも紹介しましたが、11月に瀬戸内海の生口島・因島(広島県尾道市)に渡り、島をめぐりながら現地の観光業の現状や歴史について学びました(新型コロナウイルス感染症の対策済み)。

河野農園でのみかん狩り河野農園でのみかん狩り

このように現代社会学科では、「現代社会学コース」・「社会史コース」の両コースが設けられている特色を活かし、双方の学問領域の観点から学べる研修旅行をおこなっています。
 
受験生のみなさんもこのような現代社会学科で学んでみませんか?

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