• Youtube
  • TwitterTwitter
  • FacebookFacebook
  • LINELINE
  • InstagramInstagram
  • アクセス
  • 資料請求
  • お問合せ
  • 受験生サイト
  • ENGLISH
  • 検索検索

現代社会学科

2022.05.23

ガクモン楽しい(『われわれが災禍を悼むとき』書評会) |現代社会学科|現代社会学コース(宗教社会学)|福田雄講師

Twitter

Facebook

現代社会学科

学科ダイアリー

授業・研究室

社会連携・研究

研究活動

 先日、現代社会学科の教員や学生が集まり、2020年3月に出版された私の本の書評会が開かれました。拙著『われわれが災禍を悼むとき―慰霊祭・追悼式の社会学』について、二階堂裕子先生からご批評を頂戴しました。また書評会に参加した歴史学や考古学の先生からも様々なご意見や質問をいただき、分野を超えたディスカッションのときとなりました。
 

 はじめに評者である二階堂先生から拙著の目的と方法、そして各章の概要が手際良くまとめられました。二階堂先生の専門は地域社会学であり、社会学のなかでも他分野なのですが、それにもかかわらず本書の議論を的確にまとめてくださいました。その後、家族社会学の山下美紀先生、ヨーロッパ社会史の轟木広太郎先生、アジア社会史の鈴木真先生、また考古学の紺谷亮一先生からも踏み込んだご質問やご意見をいただきました。

 私の研究内容は日本とインドネシアという二つの津波被災地を対照させたものですが、さらに西洋史や東洋史といった空間的により広い観点、また考古学という時間的にも長大な視点からご意見をいただき、大変刺激的でした。また司会の日本社会史の久野洋先生からは、分野は違うものの、近現代日本というより近い視点からご意見をいただきました。同じ学科に所属していますが、多様な視点から自分の研究を見つめ直すことができた大変貴重な時間でした。
 

 

 議論のなかでは、まだ論文化できていない様々なデータや論点について話すこともできました。取材や調査で得られたもののなかでも、実際に論文や本に書けることはほんの一部です。これらの議論のなかで、今後の研究に対する見通しを立てることができたことも大変ありがたいことでした。「学問楽しいな」とあらためて思いました。今後も教員ばかりでなく、大学院生や学生と一緒に研究会や読書会・書評会など進めていきたいと思います。

▶『われわれが災禍を悼むときーー慰霊祭・追悼式の社会学』(著書紹介ページ)

福田雄講師(教員紹介)
福田雄先生のブログを読んでみよう!
現代社会学科
現代社会学科(ブログ)
現代社会学コース(研究分野)

 

一覧にもどる