今年の春休みも、私の日本社会史(近世・近現代)ゼミでは、倉敷市児島にある野﨑家塩業歴史館・旧野﨑家住宅で史料調査をおこないました。
この調査は、日本学術振興会の科学研究費の助成を受け、私を含めた8人の研究者の共同研究の一環で進めています。
そのため、他大学の研究者や院生・学生も調査に参加しています。これまで大阪大学や岡山大学の院生・学生が参加しており、今回の調査も、私のゼミ生と岡山大学の学生との合同でおこないました。
ゼミ生にとって、こうした合同調査は、同じ学問分野を専攻する他大学の学生と交流する機会にもなります。
最初はすこし緊張しているように見えたゼミ生たちですが、すぐにほかの大学の学生に声をかけ、お互いの大学の状況や研究テーマなどについて話し合っていたようです。
歴史の研究は、ただ机の上で勉強するだけなく、「歴史の現場」(9/29ブログ)に出向き、さまざまな人とも出会い、いろんな刺激を受けることで、ブラッシュアップしていくものです。
これからも、学生のみなさんの視野が広がる機会を提供できるよう、私自身の研究活動と教育活動の連関も図っていきたいと思っています。
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