ノートルダム清心女子大学は、岡山県下の保育職・教職の就職に強いと言われていますが、県外の保育職・教職の採用試験でも多数の合格者を輩出しています。
今日は、全国の各自治体で小学校教員採用試験の合格を得た3人の学生のインタビューをお届けします。聞き手は、児童学科の土居裕士(専門:インクルーシブ教育・特別支援教育)が担当します。
今回は後編をお届けします。
前回のブログはこちらご覧ください。
▶小学校教職編 全国に飛び立つ3人の物語 前編
小学校教職編 全国に飛び立つ3人の物語 後編
土居:ところで、3人とも岡山県以外を受検したということですが、どのようにして県外の情報を集めたのですか?
A:岡山と共通のものも多かったので、岡山の友達と頑張ろう!って感じで。後、○県の採用試験予備校のHPを見るようにしていました。その県の出題傾向とが分かるので。
B:バイトの先輩が、今○県で教員をしています。その先輩に連絡を取って、いろいろ教えてもらいました。
C:SNSを検索すると、○市を受検する人たちが集まるオープンチャットがありました。そこに参加して,チャットでつぶやかれる情報をチェックしていました。
土居:なるほど~。三者三様というか、今風ですねえ(笑)。確かにその県の出題傾向について知っておくことは大切ですよね。県外での情報収集の参考になるのではないかと思います。
土居:さて、大学での学びは、採用試験に役立ったのでしょうか?答えにくいでしょうか笑
A:清心は、他の大学に比べて指導案を書く機会が多いと思います。他大学の友達は、そこまで書いていないと言っていました。授業で指導案をたくさん書いたことは、採用試験に繋がったと思います。
B:「児童教育学特講Ⅱ」という授業では、教師の心得や教師としてあるべき姿について学ぶことができました。これは、面接の時に役立ちました。
C:教科の指導法の授業で、模擬授業をやったことが良かったです。授業の流れをイメージすることができました。
土居:ありがとうございます!みなさんの努力があってこそですが、大学での学びが役立っていることが分かって安心しました(笑)
採用試験の資料とともに
土居:では最後に、このブログを読んでいただいている将来教職・保育職を目指す方、児童学科に興味をもってくれている方に一言お願いします。
A:児童学科には、実際に学校園を経験された先生がたくさんいらっしゃいます。先生方としっかりコミュニケーションを取って、話を聞くと良いと思います。いろんな話を聞くことができるので、教育について自分事として考えることができます。
B:試験勉強では孤独を感じることもありますが、一人で抱え込まなくても良いと思います。友達や教職支援センターなど、学内には相談できる場所がたくさんあります。夢に向かって頑張ってください。
C:小学校や幼稚園などでのボランティアをお勧めします。今はコロナで難しいこともありますが、ボランティアの機会はたくさんあると思います。私もボランティアの経験から、教師になりたいと強く思うようになりました。
土居:今日は、貴重なお話をありがとうございました!4月からは、それぞれの場所で夢の先生として頑張ってくださいね。
全:ありがとうございます!
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保育職編 3人の物語 前編
保育職編 3人の物語 後編
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・土居裕士
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