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児童学科

2022.01.13

小学校の教科書ができるまで|社会貢献|赤木 雅宣教授・杉能 道明准教授|児童学科

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教職・保育職

小学校の教科書は、文部科学省告示の「学習指導要領」の趣旨に沿って企画され、編集著者が会議を重ねながら執筆されます。現在は、令和6年版の教科書の編集作業が進められているそうです。

今日は、小学校の教科書の作成に携わっている赤木 雅宣教授・杉能 道明准教授に、教科書がどのように作られていくのか聞いてみたいと思います。


聞き手 赤木先生が執筆されている教科書は、光村図書版の小学校教科書ですね。杉能先生が執筆されている教科書は、啓林館の小学校教科書だとか。お二人にお尋ねします。現在、教科書はどのように作られているのでしょうか? 進め方など教えてください。

赤木「編集会議を重ねながら、教科書掲載の教材を検討したり、「学習の手引き」を作成したりします。会議で話し合うための原案を検討したり提案したりすることもあります。」

杉能 「編集会議で全国の著者が意見を出し合ってつくります。教科書の問題文の言葉,吹き出しの言葉,使用する数値や図形などについても検討・吟味します。」


聞き手 現在は令和6年度版に向けた編集作業が進んでいるということですが、近い将来の教科書はどのようなものになりそうですか?

赤木 「子どもが主体的に学びを進めていくことが出来るということが、これまでも、そしてこれからもポイントになると思われます。活動してみたくなる、考えてみたくなるように配慮しているつもりです。令和6年版の教科書は、紙媒体の従来型の教科書とデジタル教科書が併用されるようになります。子どもの手元の端末にデジタル教科書が届くわけです。情報量がぐんと増え、便利で楽しいものになるのだろうと想像出来ますが、そのことが、資質・能力を伸ばすことにつながるように考えています。」

杉能 「子どもたちや先生方が使いやすく,子どもの考える力がつく教科書をつくるために工夫改善を続けています。現在の教科書も教科書紙面にできるだけ多くのQRコードを付けて,学習内容(作図の様子など)に関わる動画が視聴できるようになっていますが、今後は、一人1台端末の時代になり,令和6年度版は紙面の教科書はもちろん,デジタル教科書の機能も更に充実すると思います」


時代の一歩先を見すえた教科書づくりが進められているのですね。新たな学びの幕開けを垣間見る思いがします。


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