児童学科の保育士課程の必修科目の中に、「身体表現の指導法」という授業があります。この授業は、「ミラーの世界」「私は新聞紙」「日常生活をダンスに!」「ジャングル探検」などの多様なテーマによる「即興表現」と「オリジナルダンスの創作」の2つの内容を中心にカリキュラムを構成しています。
授業の中では、毎時間、少人数のグループの中でリーダーを交代しながら、自分が動きの発信者になったり受信者になったりして、常に双方向的な学習を中心に展開しています。この双方的な学びは「小さな模擬保育」を想定していて、園児たちを自身の身体表現力でリードしていく経験として毎時間積み重ねられていきます。
最初の頃は、周りの目を気にしながら恥ずかしそうに踊っていた学生たちも、毎時間違う相手と双方向的に動きをやり取りしていく中で、見違えるように変わっていきます。「ダンスが嫌いだった私が、いつの間にか夢中になって踊っていた!」「これまであまり話したことのない人でも、一緒に踊ると急に身近に感じるから不思議」「個性の違いが出てきて見るのも面白い!」などの感想が学生から出されます。
豊かな身体表現力を身に付けた学生を保育の現場に送り出したい!と願いながら、今年度も、身体表現の指導法の授業が進行中です。学生たちは、身に付けてきた力をいかして「オリジナルダンス」の創作に入りました!
児童学科 准教授 安江 美保
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