現代社会学科

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2021.09.29

史料調査@野﨑家塩業歴史館・旧野﨑家住宅|現代社会学科|社会史コース(日本社会史)|久野洋講師

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 現代社会学科の過去のブログをご覧いただけると分かる通り、本学科では学外でのフィールドワークが盛んです。

 私の日本社会史(近世・近現代)ゼミでも、機会を見つけて、史跡や博物館、資料館を訪れることにしています。歴史の現場に触れることで、文献では得られない歴史に対する感性を磨きます。

 今年の夏休みは、倉敷市児島にある野﨑家塩業歴史館・旧野﨑家住宅で史料調査をおこないました。

 調査の方法を具体的に知ることも、フィールドワークの大きな目的です。地域にどのようなかたちで歴史資料が残されているのか、それらをどのように保存・活用し、研究を進めていくのか。こうしたことを実践的に学び、史料が“生まれてくる現場”を実見するのも歴史学の大切な営みです。

 野﨑家塩業歴史館の調査で得られた成果の一端については、以前のブログで紹介しました(「過去の災害に学ぶ」「RSK山陽放送|新発見 岡山水害に関する史料についてコメント」)。
 一つ強調しておきたいのは、こうした成果は地道な調査を続けることで、はじめて得られるものだということです。史料の解読、目録作成、撮影などを地道に進めていくなかで、新しい歴史的世界が目の前に開けるときがあります。そのときの悦びは格別です。

 コロナ禍の現在、フィールドワークにもさまざまな制約があります。昼間しっかり調査をして、夜の打ち上げで笑い合う…、そんな日が早く戻ってくることを願っています。
 

史料をデジタルカメラで撮影しています史料をデジタルカメラで撮影しています

野﨑家塩業歴史館の学芸員の方に、開催中の企画展の解説もしていただきました




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