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児童学科

2021.03.22

児童学科|6研究室座談会 Vol.5|今読んで欲しいおススメの本

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2月25日に掲載しました、児童学科 6研究室座談会のブログの続きをお送りします。

前回のブログはこちらをご覧ください。
児童学科|6研究室座談会 Vol.1|6研究室の座談会が始まりました
児童学科|6研究室座談会 Vol.2|コロナ禍における児童学科の授業のようす
児童学科|6研究室座談会 Vol.3|コロナ禍における児童学科の授業のようす②
児童学科|6研究室座談会 Vol.4|コロナ禍において各学術領域が直面している課題

 自宅時間が増えてきたこんな時だからこそ,これまで手に取ってこなかった新しい分野の本に出あってみませんか?ここでは,座談会に参加した教員に,今こそ読んで欲しい本を紹介してもらいました。

『保育者の地平—私的体験から普遍に向けて』(津守真 著、ミネルヴァ書房)
 生活の中にさまざまな「ディスタンス」が求められる中で、人と「出会う」ということの意味について考えさせられることも多いでしょう。著者は発達学者・保育学者、またそれだけでなく保育の実践者として、障碍をもつ子にもそうでない子にも身を挺してかかわってきた人です。困難な状況であればこそ、子どもと真摯に出会うとはどういうことか、本質から考えることが必要になるのではないかと思います(西)。

『かじ屋と妖精たちーイギリスの昔話』(脇明子 編訳、岩波書店)
 今は新型コロナの脅威にさらされて、不自由だし不安でいっぱいですが、本来、世の中ってうまくいなかいことだらけのはずです。昔から語り継がれてきた「昔話」には、そんなうまくいかないことだらけの世の中を、なんとか渡ってきた先人の知恵がたくさんつまっています。昔話というと、いい爺さんと悪い爺さんの話だとか、教訓めいた話ばかりだと思われがちですが、大人も子どもも元気がでるものもたくさんあります(片平)。

『保育の心意気-続々 保育の心もち』(秋田喜代美 著、ひかりのくに)
 現在、コロナ禍にあって、これまで通りの園生活や遊びをすることができない制約の中で、保育実践の工夫や見直しが図られています。本書には、例えば、「制約を保育に生かす園」という記事があります。人材や経費についての制約の中で、シフト勤務により、あとから出勤してきた保育者に自分たちの遊びを懸命に伝えようとする1歳児の姿や、リサイクルセンターで手に入れた素材を、安全面や衛生面を考えて点検をし、遊びに取り入れた事例が挙げられています。制約があるからこそ、新たな気付きや人とのつながりが生まれることが示されています。私たちも、コロナウイルス感染症によるさまざまな制約がある中で、学生や養成校教員、保育実践現場の先生方との対話を大切にし、子どもたちや学生のためにできることは何か、考えていきたいと思います(藤掛)。

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