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児童学科

2021.02.19

児童学科|6研究室座談会 Vol.3|コロナ禍における児童学科の授業のようす②

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2月9日に掲載しました、児童学科6研究室座談会(2020年12月収録)のブログの続きをお送りします。

前回のブログはこちらをご覧ください。
児童学科|6研究室座談会 Vol.1|6研究室の座談会が始まりました
児童学科|6研究室座談会 Vol.2|コロナ禍における児童学科の授業のようす

前回は、講義形式の授業の様子を振り返りました。今回は、演習形式の授業の様子について、文化学研究室・音楽研究室・美術研究室の先生方を中心にお話をしてもらいます。

「講義形式の場合、遠隔授業にスムーズに移行しやすいところはありますが、演習形式の場合はなかなかそうはいきませんでしたよね。演習形式はどのように進めてこられましたか?」(湯澤)
 

「保育内容総論」という授業では、前半は遠隔授業、後半はコロナ感染症の広がりがおさえられていた時期に対面授業を行いました。
例年ならば「子どもにとって遊びとは何か」ということを、何もない所(県営グラウンドの芝生広場)で、子どもになったつもりで遊び、その際の実体験をもとに話し合いをして深めていきますが、今回はそれができませんでした。そこで、コロナ禍において子どもたちが家庭で楽しめる遊びを考え、各自で実践しその様子や製作物等を写真で提出させ、皆で共有しました。対面授業ができた際に、実物を持参できるものはお互い見せ合うことで、後期の保育所実習へのヒントにもなったようです。義務としてではなく、学生は、“真面目に楽しんで” その課題に取り組んでくれており、苦肉の策ではありましたが、予想以上の収穫となりました。
文化学研究室としては、絵本や物語等の読み聞かせの実践や、それによる比較考察等をどう行うか、またわらべうた演習をどうするかが問題となりました。結局は、時間や回数は減っても、感染症対策をしっかり行い、対面で行うことにしました。今回、改めて、目の前で生の声で思いを届けることの重要性を、教員もですが学生も理解したと思います。」(片平)

「実技を主とする講義の一つである油彩画の授業では、マスク・手指消毒・換気・対人距離に留意して制作を進めてきました。キャンバスを屋外に広げて大学構内の中庭を写生している時には、いつもと全く変わらない自然の移り変わりとその美しさに気づかされ、未曾有の事態に動揺する心に冷静さや安らぎを取り戻すことが出来たように思います。
なかには、オンラインで行った授業もありましたが、その場合は、どうしても個人の制作時間となってしまい、作品を作る過程で必要な忍耐力や工夫、仕上がっていく喜びや感想を仲間と共有することができなかったことが残念なところでした。ただ、完成した作品は、実はいつもより本当に力作揃いだったんですよ。学生はそれぞれ自分と向き合って対話しながら制作を進めたのだな、そう感じました。」(小田)

「ピアノ演奏については、音の間違いについては、リアルタイムの遠隔授業で指導することは可能でした。他方で、豊かな表現や音色の工夫、体の使い方、歌詞を理解して弾くことなど、実際に教育・保育現場で必要となるような学びを確保することには、正直なところ難しさを感じました。
池田先生が担当されている声楽についても、歌詞の説明や発音はオンライン上で指導可能であったとのことでしたが、声を遠くまで届かせる方法や、音や声の響きなど、実際に身体で感じ取りながら学ぶことが必要になる授業は、対面授業を行ったとのことでした。いつもとは異なる大教室に限られた人数のみの学生に対して、複数クラスで実施するという方法とはなりましたが、やはり、発声や呼吸法は、対面授業のほうが、断然、学生に伝わりやすかったと聞いています。」(藤掛)

「様々な制限なしに、無数のチャンネルを通してコミュニケートできるのが、対面授業の豊かさですよね。今回の状況下ではかえって、各授業の本質は何なのか、どんな形で伝えるのがふさわしいのか、改めて考えるきっかけになりましたね。」(西)

年度当初は、廊下で出あった教員同士で「どうする?」「どうしてる?」と授業の進め方について、尋ねあっていたものですが、この1年を経て、新しいチャレンジで生まれた学習方法や双方向コミュニケーションのあり方を見出すと同時に、改めて、大学という場で直接的な学びを深めることの尊さに気づくことができたように思います。
とはいえまだ道半ば。よりよい教育のあり方の模索は、これからも続いていきます。
 
【コロナ禍において各学術領域が直面している課題】につづきます。
 

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