英語英文学科

2026.02.07

1/25 「2025年デモクラシー・ナウ!学生字幕翻訳コンテスト」で佐々木愛美さん(博士前期課程1年)が「審査員特別賞」を受賞! 

  • 英語英文学科

    授業・研究室

  • 大学院

    文学研究科

  • 学生生活

    学生の活躍

X

facebook

非営利・独立性を貫いて、その報道内容に高い評価を得ているニューヨーク発の独立報道番組「デモクラシー・ナウ!」。その日本語字幕制作に挑戦することで、英語力の向上を目指すとともに、グローバルな真実を深く学び、それを日本国内に広く発信する手段を身につけることを目的とした、学生のためのコンテストが、「デモクラシー・ナウ!学生字幕翻訳コンテスト」です。

コンテストは毎年1回、6月に受付が開始され、11月に応募を締め切り、1月に審査結果が発表されます。過去には本学英語英文学科の学生3組6名が最優秀賞に選ばれています。2025年は、報道された番組の中から「デジタル・アーカイブ」「ペイパルマフィアの白人至上主義」「AIのオープンソース化」「極右の台頭」「中南米」「学問の自由」の6つが、課題として提示されました。

佐々木愛美さんが応募したのは「学問の自由」のセクションで、イスラエル批判で辞任に追い込まれたコロンビア大学のキャスリン・フランク法学部教授が、米国の大学における言論弾圧の現状について語ったインタビューを含む、およそ12分の動画です。6つの課題の内、応募者が全体のおよそ半数に及んだという激戦区で、残念ながら「最優秀賞」は逃したものの、背景知識に対する深い理解が高い評価を得て、「審査員特別賞」に選ばれ、1月25日に上智大学で行われた授賞式に参加しました。

上智大学で行われた授賞式で上智大学で行われた授賞式で

以下、受賞された佐々木愛美さんにお話を伺いました。

*佐々木さんは、学部時代から英語教育に興味を持っていて、修士論文も英語教育に関わるテーマだったと思いますが、専門領域とは異なる字幕翻訳のコンテストに応募しようと思ったきっかけは何ですか?
 学部生のときに、翻訳についての演習形式の授業を1年間履修していたほど、かねがね翻訳にも興味を持っていました。学部時代は実践的に翻訳を学びましたが、理論的に翻訳を捉えたうえで深く学びたいと思い、この1年間、木津先生の「翻訳学特論」を履修しました。
 コンテストそのものについては、過去に先輩方が挑戦されたことを本学ブログ等から知っており、非常に興味を持っていましたので、今回先生からコンテスト参加のお誘いをいただき、とても嬉しかったです。

*字幕翻訳は、初めての経験だったと思うのですが、どんな点に苦心しましたか?また、実際にやってみて、面白かったところ、興味を引かれた点があれば教えてください。
 このコンテストでは、字幕を作成する前段階として、出演者が話されたことを全訳することが求められ、報道内容の事実関係や背景知識を1つずつ確認しながら、話の流れ・文法的正確さに気を付けて訳す必要がありました。また、字幕を作成するにあたっては、字数制限に合うように、全訳したものから要点を取り出し、字幕として再構築しなければなりませんでした。
 各プロセスそれぞれに、上述したような難しさはありましたが、その難しさこそ字幕翻訳の醍醐味であり、面白いところだと感じていましたので、苦労することは全くなく、とても楽しく取り組ませて頂きました。

字幕翻訳は、パソコンとタブレットを使って取り組みました(ゼミ室で)字幕翻訳は、パソコンとタブレットを使って取り組みました(ゼミ室で)

*授与式で多くの翻訳者の方や、番組関係の方、また今回授賞された他大学の学生さんともお会いになったと思いますが、そこで何か印象的な経験をされましたか?
 本コンテストならびに「デモクラシー・ナウ!」の日本語版サイトの運営をされている翻訳者の方々と個別でお話しをする機会がありました。その際はもちろんですが、授与式全体を通して、運営に携わられている皆様が「デモクラシー・ナウ!」という番組に対して持たれている熱い想いを感じ取ることができ、大変有意義で貴重な時間を過ごさせて頂きました。

*佐々木さんは大学院5年制プログラムの学生で、修士論文もすでに提出されているので、この春に修士課程を修了されることになると思いますが、今回の受賞の経験を踏まえて、これからの抱負を聞かせてください。
 今回のコンテスト応募に向けて、米国での言論弾圧の現状やイスラエル・パレスチナ間の問題等、多くのことをリサーチしました。これまで日本でも報道されてきたので、「知っている」と思っていましたが、リサーチをすればするほど、これまで知らなかった現状がたくさん私の目に飛び込んできました。今まで自分がいかに無知であったか、つまり、いかに「『知っている』つもり」であったのかを痛感しました。
 これまでは、授業等を通して与えられた知識を深め、自分のものにしていく機会が多かったですが、これからは主体的に情報にアクセスし、様々な視点から自主的に知識を深めていきたいと思います。また今回のコンテストを通して、翻訳への興味関心がさらに高まりましたので、修了後も何らかの形で翻訳に親しんでいきたいです。

*ありがとうございます。今後も是非続けていってください。

英語英文学科(学科紹介)
英語英文学科のブログを読んでみよう!
英語英米文学専攻(大学院紹介)
木津弥佳教授(教員紹介)
・木津弥佳教授のブログを読んでみよう!

英語英文学科の紹介Movieはこちらから