私たちは社会福祉士課程の3年生です。
11月8日、本学で開催された公開講座「誰一人取り残されない社会を目指して―孤独・孤立と体験格差―」での活動をレポートします。

私たちは「子どもの体験格差」をテーマにプレゼンを行いました。準備として、実際にこどもの体験を支援する企業や団体に取材し、活動内容だけでなく、現場で感じる課題や大切にしている思いを伺いました。支援の裏側には多くの工夫や葛藤があり、教科書だけでは学べないリアルな声に触れることができました。
取材内容を整理して発表する過程で、こどもにとって「体験」がどれほど大きな意味をもつのかを深く理解しました。特に、「楽しかった」「嬉しかった」と感じられる経験は、自己肯定感や挑戦する意欲を育み、人とのつながりを生むきっかけにもなることを学びました。一方で、こうした体験の機会が家庭や環境によって大きく違ってしまう「体験格差」という現実も知りました。支援者の声を聞いたことで、現場をより身近に感じ、体験格差の解消に向けた取り組みの重要性を強く意識するようになりました。

また、講座では、子どもの体験格差に関する講義を受けたあと、「自分のこども時代の体験が今の自分にどう影響しているか」をテーマにパネルディスカッションを行いました。自分の幼少期を振り返ってみると、当たり前だと思っていた経験が、今の価値観や行動、生き方の選択に深くつながっていることに気づきました。
今回の活動を通して、こども時代の体験が人生に大きく影響することを実感しました。将来、社会福祉士としてどのような支援ができるのか、自分自身の生き方も含めて考えるきっかけになりました。この学びを実践につなげていきたいです。
