2025年5月10日(土)9時30分から本学記念館において、陽射しがやさしく降りそそぐ、風も心地よい青空の下、第74回キャップ・アンド・ガウン授与式が挙行され、文学部184名、人間生活学部284名、計468名の学士候補生が誕生しました。
キャップ・アンド・ガウン授与式は、卒業関連行事の一つであり、アカデミックドレスのキャップとガウンを授与されるもので、4年生が学士候補生になったことを公に宣言する行事です。4年生は、グースステップで入場、全員で「祈り・宣誓」し、最終学年になった責任と自覚を新たにしました。
陽射しがやさしく降りそそぐ、風も心地よい青空の下
グースステップで入場する学士候補生たち
キャップとガウンを授与された4年生は式の中で、祈り、聖歌を歌い、「私は英知を重んじ、善を尊び、真理を愛することによって、この、今日の特典を与えてくださった方々や、今日まで、教え導いてくださった、多くの方々の、ご期待に添うよう努力いたしますことを、この宣誓によって、かたくお約束いたします」と学士候補生となったことを公に宣言し、これまでの3年間を振り返り、最高学年として自覚と責任のもとに、卒業に向けた新たな努力を誓いました。
シスター津田葵学長は式辞の中で、これから卒業論文に取り組む学生たちに対し、「座学だけでは学修できない能動的な研究に取り組み、その研究に真摯に向き合い、研究活動を通じて学修者としてさらなる成長へとつながっていくことを願っております。」と励ましの言葉を贈りました。
式辞を述べるシスター津田葵学長
その後、片柳弘史神父(カトリック山口教会主任司祭)にご講演いただきました。
「世界で一番大切なあなたへ~マザー・テレサからの贈り物」と題したご講演の中で片柳神父がカトリック信者になったきっかけや、マザー・テレサとの出会い、その言葉に触れながら神の愛についてお話しされました。「イエス・キリストは私たちがかけがえのない大切な存在であるというメッセージを伝えたかったのです。そのためにはまず目の前にいる相手を大切にすること。私たちは人に大切にされることで自分が大切な存在であると気づくことができるのです。マザー・テレサは誰にでも分け隔てなく接し、耳を傾けるその姿から、生涯を通して神の愛を私たちに教えてくださいました。」と語られました。
学士候補生を前にご講演されるカトリック片柳弘史神父
キャップとガウンを受け取った学生は
「4年生になったことを実感しました。あと1年という思いが強くなりました。」
「今日の学長様の式辞を聞いて、卒業論文研究に対する気持ちが高まりました。卒論執筆頑張ろうと思います。」
と、これから1年の意気込みを語りました。
キャップとガウンの授与おめでとうございます。
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