【著者紹介】
東城 敏毅 (とうじょう としき)
古典文学(上代)担当
奈良時代の文学、『万葉集』や『古事記』『風土記』について研究をすすめています。
日本語日本文学科の東城ゼミでは、今年度も夏休み中に、万葉旅行を実施しました。東城ゼミでは、『古事記』『万葉集』を中心に卒論ゼミを実施している関係上、奈良や京都等、古代文学を理解する重要地を散策することは、古代文学を体感することにつながるはずだ、というコンセプトのもと、毎年万葉旅行を実施しています。
以上の趣旨のもと、8月 27日から 29 日までは、3年生ゼミ生のうち参加希望6名とともに飛鳥を中心とした奈良を、9月2日から4日までは、4年生ゼミ生のうち参加希望の9名とともに、京都を巡ってきました。
3年生ゼミ旅行では、台風10号の接近のため、最後の最後まで実施するかどうか悩みましたが、全員でZoomでの打ち合わせを実施し、前日に実施を決定した旅行となりました。台風の影響が懸念されましたが、九州・東海・関東において猛烈な雨に見舞われていたさなか、飛鳥・奈良ともに、全く雨にも降られず、まさに奇跡的に快晴の中での研修旅行となり、新たな学びと新たなゼミ生との交流・親睦を深めることができました。飛鳥では、レンタサイクルで古墳・遺跡等を回り、飛鳥の地を暑さとともに実感するとともに、奈良県立万葉文化館では、主任研究員の阪口由佳先生に、万葉文化館をご案内いただき、多くのご教示を賜りました。奈良市内では、東大寺や興福寺、春日大社・唐招提寺・薬師寺等、著名な寺社仏閣を巡りつつ、平城京や万葉集の多彩な魅力を、体感してきました。
4年生ゼミ旅行では、台風10号の余波で、やはりまだまだ雨風が残る可能性があった中での実施となりましたが、東海道新幹線が通常運転に戻ったその日に京都に出かけることができました。やはり快晴の中、伏見稲荷大社・清水寺・八坂神社、北野天満宮・御所、三十三間堂・養源院・京都国立博物館と、奈良時代とは異なる、平安の都の大きさを体感できたはずです。
3年・4年生ともに、2泊3日の行程をともにし、3年生のゼミ生は、これからの1年半、ともに学ぶ基盤づくりとして、4年生のゼミ生は、卒業論文への糧と、学生生活残り半年の思い出としても、皆、笑顔で元気で研修してきました。
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