先週の初回に続いて、10/2(水)に岡山県立図書館を訪問し、県立図書館の見学と利用体験を行いました。今回参加した学生は、県立図書館に来たのは「小学校での社会見学のとき以来」という学生もおり、ほとんど初めてに近い形での訪問となりました。
最初に館長室にご案内いただいて館長にご挨拶した後、書庫や各部署を見学し、県立図書館が行っている仕事を学びました。県立図書館の書庫は200万冊もの収蔵能力があり、書籍の形状や利用頻度に応じて、さまざまな収蔵方法で書籍が管理されていました。自動化された書庫からトロッコに乗せられて本が高速に出納される様子に、学生・引率教員ともども驚きました。
固定書庫の見学の様子
自動化書庫の見学の様子。この上を書籍が載ったトロッコが動きます。
また、県立図書館が新刊書籍の搬入・購入を行う流れや、県下の市町村立図書館や学校図書館との相互貸借などについての説明を受けました。それぞれの学校図書館へ送る本を入れる棚で母校の名前を見つけ、学生は県立図書館を身近に感じることができました。県立図書館にはメディア工房や撮影室などの本格的な収録施設もあり、「図書館=本」というイメージを持っていた学生は驚いていました。
※今回見学した書庫やメディア工房は、一般の方もバックヤードツアーの開催日に見学できます。
メディア工房から撮影室を見学する様子。この後、撮影室にも入りました。
その後はしばらく自由時間として、学生は思い思いに館内を見回りながら、県立図書館の機能を学びました。書架をじっくり見て回る学生もいれば、レファレンスカウンターを使って司書に相談してみる学生もいました。早速、学生が利用者登録をしている姿もあり、この活動に積極的に取り組もうとする様子が伺えました。時間の都合で、県立図書館の広い館内を一通り見て回るまでには至りませんでしたが、次回以降のお楽しみとなりました。
県立図書館の利用者証。桃の花がデザインされています。
見学・体験を一通り済ませた後は、県立図書館の職員とのディスカッションを行いました。県立図書館を見て回った感想や第一印象、気になったこと、学生目線でのSNSの活用などについて、和やかな雰囲気の中で率直に話し合うことができました。天気が下り坂になる中での訪問でしたが、現地での解散後も、学生は館内の散策を続けていました。
次回も県立図書館での活動となり、より具体的な改善提案や、調査の実施準備を進めていくことになります。