ノートルダムの風景

人間生活学科

2024.07.05

岡山市の姉妹都市・カリフォルニア州サンノゼの高校生が本学を来訪     ~本学学生との体験授業とキャンパス案内で記憶に残る訪問が実現~

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 2024年6月19日(水)、学校法人ノートルダム清心学園の清心女子高等学校(倉敷市)との姉妹校で、岡山市の国際交流友好都市であるサンノゼ市にキャンパスがあるノートルダム・サンノゼ高等学校(アメリカ合衆国・カリフォルニア州)からの生徒が、日本の女子大学での学びを体験するために来訪し、本学学生との間で活発な交流が行われました。
清心女子高等学校とノートルダム・サンノゼ高等学校との間で1990年頃から始まった相互交流はコロナ禍のため日米間の往来が止まっていましたが、この程、6年ぶりに復活しました。
 サンノゼ高校から来日した生徒は12名で、正午前に本学へ到着し、食堂で本学学生と食事を共にました。食事中、日米の若い世代同士で質問を投げかけたりしながら様々な話題に花を咲かせていました。

昼食をともにしながらそれぞれの興味関心についてカジュアルな意見交換昼食をともにしながらそれぞれの興味関心についてカジュアルな意見交換

 昼食後、生徒たちは新学棟トリニティホール1階「トリニティホールラウンジ」で津田 葵 学長先生の歓迎挨拶を受けました。津田学長先生は、2018年以来となる日本への訪問団の来校を心から歓迎するメッセージを送られ、加えて日本についてそれぞれがどのような興味・関心を持っているのか、一人ひとりに質問を投げかけ応答するなど、終始、和やかな雰囲気での時間が持たれました。

歓迎挨拶を行う津田 葵 学長先生歓迎挨拶を行う津田 葵 学長先生

 これに続いて、ヨゼフホール特別展示室・歴史展示室では金山 勉 副学長・国際交流センター長が、写真や展示物の説明文の内容にも触れながら来訪した生徒に対して、本学の女子教育の起源と発展に焦点をあてて本学の歴史を英語で紹介しました。
金山副学長は、国際交流センターセミナールームに場所を移して本学の学部・学科ごとに学びの特徴や学外での活動について説明し、その中で今年開設した国際文化学部と情報デザイン学部については、現在社会の期待に応える学びとして紹介しました。
その前提として、本学の礎を築いたシスターたちが来岡し、100年周年となる節目でもあり、その歴史を辿りながら米国高校生に本学と米国の繋がりを、その歴史を遡りながら知ってもらう機会は、大変意義あるものとなりました。

本学の歴史的な歩みを生徒たちに紹介する金山 勉国際交流センター長本学の歴史的な歩みを生徒たちに紹介する金山 勉国際交流センター長

資料館での歴史学習の後、本学の特徴についてのプレゼンテーションを行う資料館での歴史学習の後、本学の特徴についてのプレゼンテーションを行う

 本学の歴史的な歩みを辿った後、生徒たちはJason Williams 英語教育センター主任とAlex Sebastiano講師による「英語Ⅰ」(児童学科1年生対象)の授業の二つに分かれて体験参加して、本学の受講学生との交流を行いました。まず、本学の学生から「本学のキャンパスライフについて」をテーマにした大学生活の今を英語プレゼンテーション形式で紹介しました。中には「うらじゃサークル」で実際に使用するユニークな傘を実際に紹介したり、折り紙をプレゼントしたりするなど、発表には様々な工夫が凝らされていました。これを受けて、サンノゼ高校の生徒たちからは、積極的な質問が寄せられ、実践的な英語コミュニケーションが自然に発生し、授業内での交流を心から楽しんでいました。
 

「英語Ⅰ」の授業での交流の様子 サークル活動についても触れながら大学生活を紹介したプレゼンテーション「英語Ⅰ」の授業での交流の様子 サークル活動についても触れながら大学生活を紹介したプレゼンテーション

 授業参加後は本学の有志ボランティア学生によるキャンパスツアーが行われました。国際文化学科1年生で清心女子高校出身の学生は、ツアー企画代表者として事前に準備をしていて、ノートルダムホール本館から水鏡、そして聖堂へと順に案内することで、本学の学び舎である建物の歴史や特徴についても英語で説明を行いました。生徒たちは皆、真剣な表情で学生の説明に耳を傾けていました。
 代表を務めた学生は、「このように実践的な英語を使ってのキャンパス案内は初めての体験だったので緊張したが、今後もこのような機会があれば積極的に挑戦したい」と話すなど、今回の実践的な国際交流の取り組みを通して、キャンパスにおける日常的な国際交流への貢献に向けての意気込みを語りました。

 今回は約3時間という短い時間での訪問・交流活動となりましたが、本学の基礎を築いた6人のシスター来日100周年の大きな節目に、米国ノートルダム・サンノゼ高等学校生徒と本学との繋がりを持てたことは、大変意味ある取り組みでした。
国際交流センターでは、NDSUコースで進学する清心高校の生徒を積極的にキャンパスに招いたり、海外の協定校大学から夏季休暇期間に招聘したりするなど、本学と世界の次世代を担う世代との対話と交流を継続してまいります。
なお、清心女子高等学校では、来年2025年 3月に、今度は清心女子高等学校の生徒が米国のノートルダム・サンノゼ高等学校を訪問して交流する予定で、ノートルダム清心学園全体としても活発な国際交流の取り組みが行われます。

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金山勉教授(教員紹介)

本学の特徴的な場所でもある「水鏡」について生徒に紹介するボランティア学生本学の特徴的な場所でもある「水鏡」について生徒に紹介するボランティア学生