文学部英語英文学科新野緑教授『十九世紀小説の誕生ーーディケンズ前期小説におけるジャンルの変容』が刊行されました。
学科・機関 | 文学部 英語英文学科 |
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教員名 | 新野緑 教授 |
著者情報 | 新野緑 著 |
出版社 | 春風社 |
発行日 | 2024年3月13日 |
サイズ・頁数 | 46判 307+xxvi頁 |
金額 | 4,000円+税 |
内容紹介
19世紀的都市型作家ディケンズはどのように生まれたのか?ジャーナリズム、イラストレーション、ピカレスク、メロドラマ――多様なジャンルを経て、ディケンズが独自のリアリズムを構築する過程を、『ボズのスケッチ』から『バーナビー・ラッジ』に至る前期小説6編におけるジャンル、モチーフの変容に着目しつつ、その作家的発展の軌跡をたどる。
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本書は、ノートルダム清心女子大学学内出版助成による刊行物です。
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目次
序章 小説というジャンル
第1章 ジャーナリストから小説家へ——『ボスのスケッチ』の構成をめぐって
第2章 挿絵との交渉——『ピクウィック・ペイパーズ」における小説家の位置
第3章 境界線を引く——『オリヴァー・トゥイスト』におけるリアリズムの探究
第4章 新たな創作の形を求めて——『ニコラス・ニクルビー』におけるジャンルの変容
第5章 都市型作家の誕生——『骨董屋』 に見るディケンズの自己形成
第6章 せめぎ合う言葉——『バーナビー・ラッジ』における謎の創出
第7章 現実と想像の間——ディケンズと群衆
第8章 ロンドンの胃袋——ディケンズと市場
終章 ジャーナリストから都市型作家へ
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