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児童学科

2023.10.11

「2023手話言語の国際デー 特別フォーラム」に本学のデフバトミントン選手が登壇・バドミントン部も応援出演│食品栄養学科 児童学科

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2023年9月23日(土)に杜の街グレース(岡山市北区) にあるOHK本社KURUN HALLに於いて、OHK岡山放送主催「2023手話言語の国際デー特別フォーラム~情報アクセシビリティの未来を考える~」が開催されました。

このフォーラムは「日々の経済活動から生活を豊かにするエンターテインメント活動まで“情報から誰一人取り残されない社会”の実現を目指して情報アクセシビリティのあるべき未来を考える」ことを目的としており、第二部「スポーツとアクセシビリティ」にデフバドミントンで活躍する食品栄養学科2年の片山結愛さんと、本学バドミントン部部長の石原さん(児童学科3年)が出演しました。

「スポーツとアクセシビリティ」では、早瀬憲太郎さん(デフアスリート)、平野里子さん(トヨタ・モビリティ基金)、倉野直紀さん(全日本ろうあ連盟デフリンピック運営委員会 事務局長)と片山さんが登場し、スポーツの手話実況の取り組みや現状の課題等について語られました。

片山さんは試合の応援について、「手話での応援は声だけよりも、もっと伝わるので選手としても嬉しいと思う」と話していました。

トヨタモビリティ基金によるモータースポーツ手話実況をみんなで視聴

トヨタモビリティ基金によるモータースポーツ手話実況をみんなで視聴

向かって(左)片山さん、(右)石原さん

向かって(左)片山さん、(右)石原さん

その後、片山さんと石原さんがバトミントンのエキジビションマッチを行いました。
10ポイントラリー制で、前半の5ポイントは片山さんが補聴器と人工内耳を装着したまま、二人とも聞こえる状態で、後半の5ポイントは片山さんが補聴器等を外し、石原さんがヘッドホンをして、二人とも聞こえない状態にしてプレーしました。

堀アナウンサーがプレーを実況し、それを手話通訳士の大岡さんが手話に変換。その手話を見た早瀬さんが音声実況を情報として取り入れ、選手の顔、堀アナウンサーの表情、客席の雰囲気も感じて、自分の言葉で実況するという少し複雑な仕組みです。

篠田岡山放送情報アクセシビリティ推進室長が手をあげて開始を合図。
ステージ上の、ネットなし、白線なしという状況の中、二人のプレーと早瀬氏の手話実況、堀アナウンサーの音声実況に、観客席は笑いあり、歓声あり、本格的な試合さながらに盛り上がりました。
 

補聴器等をはずしてプレーする片山さん

補聴器等をはずしてプレーする片山さん

ヘッドフォンを着けてデフバドミントンを体験する石原さん

ヘッドフォンを着けてデフバドミントンを体験する石原さん

実演後、各々「実際にやってみたら手話通訳を見る余裕はなかった」「音声と手話という今までにない世界がひろがった」「手話実況が確立された時に、こんな時代もあったなと今日のことをみなさん思い出していただければいいな」「手話を通してひとつになれたと感じられた」
という体験したからこその感想や意見を述べておられました。


片山さんは、
「(普段の試合では応援はないため)手話の応援があったら励みになる。試合をしている時は見えないけど、楽しかった。」

石原さんは
「私たちは、日頃、相手の動きを見たり音を聞いたりしてプレーをしている。自分の打っている音が聞こえないと、球のスピードや打つ感覚がつかめないので、とても難しかった。」「私たち健常者も聴覚障害のある方のスポーツを実際に体験することが大切だと感じた」と率直な感想を述べていました。
 

デフスポーツをもっと知ってもらいたいという思いで、PR活動を積極的に行っている片山さん、インクルーシブ学研究室で人と人とがともに生きる形を探究している石原さん。二人の言動からはアスリートもろう者も健聴者も一緒にスポーツを楽しむことができる社会の実現も近いのではないかと感じさせられます。
 

(写真左)片山さんは2025年開催のデフリンピックの金メダルと同年に実施される管理栄養士国家試験の合格という2つの夢の実現を目指し、練習にも勉強にも励んでいる。

(写真右)石原さんの将来の夢は小学校教員。 卒業研究は「子どもたちの多様な学び方を追求するマルチプルインテリジェンス(多重知能理論)研究」。 すべての子どもたちの思いに寄り添い、その子どもにあった関わりができる小学校教員を目指している。


なお、当日の様子はOHK公式YouTubeチャンネルからご覧ください。
OHK公式チャンネル【9/23LIVE】2023手話言語の国際デー~情報アクセシビリティの未来を考える~

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