人間生活学科

　平素は本学人間生活学科の教育活動にご協力を賜り厚くお礼申し上げます。人間生活学科の学科長を務めております杉山と申します。
　本来は、対面による懇談会を開催してそこで直接皆様にご挨拶を申し上げるべきところですが、本年も新型コロナウィルスへの対応として見送ることとなりましたので、書面で失礼いたします。
　ご承知のこととは存じますが、人間生活学科は、かつては家政学科と称しておりましたが、時代の変化に対応して現在では、人間福祉学、経営経済学、生活環境学のコースを設置し、専門的な学びを充実させるとともに、多様な科目を幅広く学習し、総合的な思考のできる人物の養成をめざしております。学生の関心も、服飾、住宅、マーケティング、経営、福祉など幅広く、異なる関心の学生が相互に刺激し合いながら学びを深めております。
　ここ数年は、新型コロナウィルス感染対策としてオンライン授業を実施するなど、ご心配をおかけすることも多々ありましたが、昨年度からは、全面的に対面授業を実施しておりますので、本来のキャンパスの雰囲気がもどってきました。やはり、学生同士、あるいは学生と教員が触れ合うことで得られるものが大きいということを感じます。
　学生と教員とのかかわりということでは、学生への個別的な対応をきめ細かく行うために、アドバイザー制度を設けております。すべての学生につきまして、特定の教員をアドバイザーとして、学習や大学生活の困りごとへの相談などに対応できるようにしております。もし、学生のことで相談なされたいことがありましたら、アドバイザーの教員にいつでもご相談ください。
　関心をお持ちのことの一つが就職だと思いますが、就職活動につきまして、本学科ではこれまで90パーセントを大きくこえる就職率を確保してきております。本学科は、金融・保険業、製造業、卸売・小売業、医療・福祉など、学科の特性に対応して就職先も多様になっております。また、家庭科教員の採用試験、あるいは社会福祉士国家試験でも実績をあげております。多くの学生が何らかみずからのやりたいことを実現できる職場を見つけることができているものと思います。
　今後も皆様のご意見も承りながら、よりよい教育を目指して尽力してまいりますので、お気づきの点などございましたら、遠慮なくおきかせください。今後ともよろしくお願いいたします。

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