2023.09.02
本学科では、「社会調査実習」や「社会調査論III」といった科目でフィールドワークやインタビューの仕方を学ぶことができます。毎年これらの授業で必ず教えることがあります。それは調査や取材に協力していただいた方に、感謝の気持ちを伝えること、そして成果としてまとめた報告書や卒業論文などをお渡しすることです。貴重な時間や労力をさいて聞き取りに協力してくださった方々に、その成果をお渡しすることは、調査者として最低限のマナーです。またそれは研究成果を地域社会に還元する大切な機会でもあります。
今年の8月初旬、4年ぶりにインドネシアのアチェを訪れました。これまで調査に協力してくださった方々に感謝の気持ちを伝え、その成果として出版された書籍を手渡すためです。
アチェでの研究をもとにした本が出版されたのは、ちょうど新型コロナウイルスの感染状況が悪化した2020年3月でした。しかし感染状況が改善せず、なかなか渡航できずにいました。
今回、やっとアチェの皆さんに再会し、本を手渡しし、感謝を伝えることができました。このほかコーヒーを飲みながらコロナ禍における生活などについて近況を分かち合ったり、マンゴーやランブータンなどのフルーツを久しぶりに堪能しました。
今回アチェに伺った際には日本語の本(『われわれが災禍を悼むとき―慰霊祭・追悼式の社会学』)をお渡ししましたが、今後は英語書籍の出版やインドネシア語への翻訳などにも取り組んでいきたいと思います。
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・『われわれが災禍を悼むとき―慰霊祭・追悼式の社会学』(著書紹介)
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